シリアで過激派に撃墜されたロ軍パイロット、手榴弾で自爆していたことが明らかに


シリア上空で先日ロシアの戦闘機が過激派の戦闘員らによって撃墜されたが、乗っていたパイロットが最後に手榴弾で自ら死を選んでいたことが明らかとなった。

 

地対空ミサイルが命中し、脱出

 

そのパイロットとはMaj. Roman Filipov氏(33)。彼は2月3日に、シリア北西部にあるイドリブ県の上空を「スホーイ25SM」戦闘機に乗って飛行していたという。

 

しかしその後、アルカイダと繋がりのある過激派組織「Hayat Tahrir al-Sham(旧ヌスラ戦線)」のメンバーが放った携帯型の地対空誘導ミサイルが機体に命中。

 

2つのエンジンのうち1つが故障し、機体のコントロールが効かなくなり、Filipov氏はやがて戦闘機からの脱出を余儀なくされたそうだ。

しかもパラシュートで降りる途中も、過激派のメンバーは射撃を続けていたとされている。

自ら手榴弾のピンを抜く

 

それでもFilipov氏はなんとか地上へ降下。さらにその後も、迫ってくる過激派のメンバーのうち2人を拳銃で撃ったという。

 

しかしやがて、過激派は彼を包囲。Filipov氏は捕まるのを避けるため、自ら手榴弾のピンを引き抜き、自爆したとされている。

 

彼は死ぬ間際に「これは私たちの仲間のためだ」と叫んだとされているが、その映像はネットでも公開されたそうだ。(下の動画では声は聞こえず、姿も確認できない)

当初は捕まったと見られていた

 

撃墜される前、Filipov氏は緊張緩和地帯の上空1万3000フィートの高度を飛行していたという。

 

そして撃墜後、彼は過激派のメンバーに捕まったか、または殺されたと見られていたそうだ。

 

ロシアの防衛大臣は「Maj. Roman Filipov氏は最後の瞬間まで、拳銃を手にして不利な状況の中で戦った。テロリストに囲まれ、大きなケガをしながら、ロシア軍の将校は敵の戦闘員らが数十メートルに迫った瞬間、手榴弾で自らを吹き飛ばした」と説明。

 

さらにクレムリンの報道官であるDmitry Peskov氏も「パイロットは英雄的に死んだ。われわれは私たちのヒーローを誇りに思います」と語っている。

 

今回の撃墜はロシアがシリアに関与した2015年以来初めてのこととされるが、Filipov氏は死後に、ロシアで最も名誉ある勲章「Hero of Russia」を授与されたという。(了)

 

出典元:NYPost:Russian pilot blows himself up to avoid capture by jihadists(2/5)

出典元:Express:Hero Russian pilot yells ‘This is for our guys’ and blows himself up to avoid ISIS capture(2/5)