フランスに留学中の4人のアメリカ人女性が突然、塩酸を浴びせられる
フランスに留学していた4人のアメリカ人女性が、駅で塩酸を浴びせられる事件が起きた。
駅の構内で女から塩酸を浴びせられる
事件が起きたのは9月17日の午前11時、場所は南フランスのブーシュ=デュ=ローヌ県、マルセイユにある駅の構内とされている。
県警の広報官によれば、4人の女性は駅で待っていた時に、突然容疑者の女から塩酸を浴びせられたという。
この結果、4人のうち2人は病院へ運ばれ火傷の治療を受け、残りの2人は軽傷とされているが、精神的に大きなショックを受けているそうだ。
被害者は全員20代、治療後退院
被害を受けたのはCourtney SiverlingさんとCharlotte Kaufmanさん、Michelle Krugさん、Kelsey Kostenさんとされている。
4人はいずれも20代で、アメリカからフランスに留学しており、SiverlingさんとKaufmanさん、Krugさんはパリで勉強を続けており、Kostenさんはデンマークのコペンハーゲン・ビジネススクールに通っていたという。
4人のうち2人はマルセイユの病院へ運ばれ火傷の治療を受けた後、退院したとされている。
彼女らが所属するアメリカのボストン・カレッジのNick Gozik氏は、取材に対し次のように述べている。
「あのような状況を考慮すれば、学生たちの容態は良いように思えます。ただし彼女たちには、火傷のための追加的な治療が必要かもしれません。私たちは学生と彼女らの両親と連絡を取り合っています。またこの事件に関してフランス当局とアメリカ大使館とも連絡を取り合っています」
容疑者は精神的に不安定な状態
警察によれば容疑者の女は41歳で、逮捕された当時は精神的にも不安定な状態だったという。
そのため、その後病院へ連れて行かれ、現在入院させられているとか。
またこの事実を知った被害者の1人、Michelle Krugさんはフェイスブックで加害者を擁護している。
「私たちは今朝、マルセイユの駅で精神的に苦しんでいる女性による攻撃を受けました。彼女はボトルから希釈された塩酸を、私たちに向かって投げ付けました。それは私の片方の目に入りました。私も友人も大きなケガを負ってはいません。(略)どうか攻撃してきた女性が適切な治療を受けられるよう、祈ってください。精神の病は自ら選ぶことができないからです。悪者として表現されるべきではないのです」(了)
出典元:CNN:Four Boston College students attacked with acid in France(9/17)