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無理やりキスをされたウェイトレスに、3億円の賠償金が支払われることに

無理やりキスをされたウェイトレスに、3億円の賠償金が支払われることに
AC

アメリカで、ウェイトレスの女性に無理やりキスをした被告に、数億円の賠償金を支払うよう判決が下され、注目を集めている。

 

レストランの通路で女性に近づく

 

その被害にあった女性とは、ペンシルベニア州の都市、フィラデルフィアに住んでいるKristin Lisiさん。

 

彼女は以前、The Rittenhouse Squareホテルにある「Scarpetta」という高級レストランでウェイトレスとして働いていたという。

 

2016年10月7日、その店に不動産銀行の仕事をしているGregory Englesbe被告が2人の仲間とともに訪れ、食事を楽しんだそうだ。

 

しかし被告たちは数時間後には酔ったらしく大声を出し始めたため、プライベート・ダイニングへ移動。

 

さらに午後10時になると、明らかに酔ったEnglesbe被告らは、通路にいたウェイトレスのLisiさんに近づいていったという。

 

女性の喉を掴み、唇を押し当てる

 

その時、Englesbe被告はLisiさんに向かって「お前は一晩中俺のそばを歩いていたな。キスがしたい」といって、彼女の喉を掴み、唇を押し当てたそうだ。

 

さらにそばにいた仲間のJohn Doe 2被告も、「今度は俺の番だ」といって、再びキスをしようとしたとか。

 

事件の後、Lisiさんはすぐにレストランの管理部門に伝え、やがて警察が呼ばれることに。

 

しかし無理やりキスされ、襲撃された様子もカメラに映っていたにも関わらず、2人の男は刑事責任を問われることはなかったという。

 

被告に約3億円を支払うよう判決

 

そして2年後の先週、Lisiさんは裁判所に出廷。判事は、Lisiさんが襲撃された時に肩や首、回旋筋腱板にケガを負い、神経が損傷されたとして、被告らに240万ドル(約2.6億円)支払うよう命じた。

 

さらに損害賠償金として60万ドル(約6600万円)を支払うよう判決を下し、Lisiさんには合計で300万ドル(3.3億円)が支払われることとなる。

 

Lisiさんはこの事件の後、ウェイトレスを辞めざるを得なくなり、今後再びレストランで働き始めるのかは明らかにしていない。

 

このような事件で仕事も奪われ、生活を破壊されたLisiさんのことを思うと、いかに男たちの行為が卑劣だったかを思わざるを得ない。(了)

 

出典元:Inquirer:Jury orders man who injured Scarpetta waitress to pay $3 million(6/27)

出典元:NYPost:Waitress wins $3 million from drunk customer who forcibly kissed her(6/27)

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