2本の電柱を車に取り付けて盗むという前代未聞の事件が発覚
電柱(街灯柱)をまるごと盗むという、前代未聞の事件が起き、注目されている。
2本の電柱を車の屋根に取り付けて運ぶ
その事件が起きたのは、オランダのフレヴォラント州にあるレリスタットという街とされている。
事件を捜査しているレリスタット警察によれば、電柱は2本あり、いずれも小さな車の屋根に取り付けられ、運ばれている途中だったという。
その電柱は犯人の男が盗んだとみられているが、まだどこから盗まれたのか分かっておらず、犯人の盗んだ動機についても明らかにされていない。
レリスタット警察は車を発見した時の写真を8月1日にフェイスブックに投稿。「積荷はこのように輸送すべきではない」というコメントも添えている。
免許証も更新されず、酒酔い運転も
しかし犯人の男の罪は、これだけではないようだ。
レリスタット警察によれば、男が乗った車は保険に加入しておらず、車検も3カ月前に期限切れになっていたという。
また車の免許証も満期を過ぎており、これらの状況から男がガソリンを入れる時もお金を払っていない可能性が疑われているそうだ。
さらに男は当時、酒に酔って運転していたとも言われている。
レリスタット警察はフェイスブックにおいて「恐らく司法当局は男がアルコールの影響下で運転していたことから、考えられうる最大限のペナルティを求めるでしょう。それも被告が捜査に協力的ではないからです」と述べている。
過去には橋をまるごと盗む事件も
BBCNewsbeatによれば今回の事件以外にも、これまで世界では信じられない窃盗事件があったという。
2012年にはチェコ共和国で金属泥棒の一団が、取り壊しのために雇われたふりをしながら、10tもの橋を盗んだそうだ。
また2011年にはカナダの女性が1週間後に自宅へ帰ったところ、前庭の芝生が全てはがされて持ち去られているのが発見されたとか。
さらに2008年にはイギリスのハンプシャーにある家で、庭の小屋に設置してあったアクアリウムから、約60cmの大理石のサメが盗まれたという。
それにしてもなぜ、電柱を2本も盗もうとしたのか、どうやってそれを見つけたのか、興味は尽きない。(了)
出典元:BBCNewsbeat:Man arrested after being caught with two stolen lamp-posts on the roof of his car(8/3)