中米のホンジュラスでカエルが大量発生、道路にも溢れて交通も混乱
中米のホンジュラスの町で、カエルが大量発生し、交通にも影響を与えたという。
大雨が降った後にカエルが発生
そのカエルが発生したのは、北部のコルテス県にある都市、Cholomaとされている。
この地域では先日、大雨が降り、排水溝が溢れ、水たまりができた後、カエルが大発生。通りや家を占拠したという。
地元住民の話では、カエルの大量発生は12月3日に始まり、少なくとも3日間続いたそうだ。
5台が巻き込まれる玉突き事故
通りに溢れたカエルの影響で、ピックアップトラックが制御を失い、タンクローリーやトラック2台、バイク1台を含む、少なくとも5台が巻き込まれる玉突き事故が発生したという。
この事故では死者は出なかったが、ケガを負ったドライバーなどが近くのサンペドロスーラ市の病院に搬送されたそうだ。
また道路はしばらく封鎖され、長い渋滞が生じたとも言われている。
「出エジプト記」にも記述が
旧約聖書の「出エジプト記」に書かれた「10の災い」のうち、2番目のものはカエルの大量発生だったという。
この「10の災い」とは、古代エジプトにおいて、奴隷だったイスラエル人を救うため、神がエジプトにもたらした10種類の災害とされている。
そして「出エジプト記」には、モーセが神の命令を受けてナイル川から多数のカエルを連れ出し、その後エジプトを3日間覆ったと記述されているそうだ。
ちなみに今月の初めには、メキシコのユカタン州でバッタが大量発生したが、「出エジプト記」の記述では、バッタの大量発生は8番目の「災い」となっている。(了)
出典元:METRO:‘Biblical’ plague of frogs, toads and tadpoles causes multi-car pile-up(12/18)