Switch news

知っておきたい世界のニュース

15歳で結婚を強制されたイラン人女性、夫を殺した罪で処刑される

15歳で結婚を強制されたイラン人女性、夫を殺した罪で処刑される
X_Iran Human Rights (IHR NGO)

児童婚の犠牲者だった女性が、先日イラン国内で絞首刑に処された。

 

家庭内暴力の被害者だった

 

その女性とは、サミラ・サブジアンさんだ。20代後半か30代前半とみられる彼女は、15歳で結婚を強制され、その後夫となった男性を殺害、10年間刑務所で過ごしてきたという。

 

ノルウェーに拠点を置く人権団体「Iran Human Rights(IHR)」は、サブジアンさんが家庭内暴力の被害者であったと指摘し、恩赦を求める運動を起こしていたそうだ。

 

しかし12月20日には、国内最大のゲゼル・ヘサール刑務所で、サブジアンさんの死刑が執行されたという。

 

サブジアンさんは10年前に死刑判決を受けて以来、今月初めに刑務所で最後の面会が行われるまで、2人の子供たち(うち1人は当時新生児)と会うことさえ許されていなかったそうだ。

 

死刑執行を阻止するために努力

 

アムネスティ・インターナショナルのイラン支部は、今週初め、死刑が差し迫っているとの懸念がある中で、執行を阻止するための最後の努力を続けていたという。

 

しかし今回の死刑執行を受けて、国連人権高等弁務官事務所は、「死刑廃止を目指して、すべての死刑執行の一時停止をイランに改めて求める」と述べた。

 

また「IHR」のマフムード・アミリー・モガッダム局長は、「サミラは長年にわたるジェンダーアパルトヘイト、児童婚、家庭内暴力の犠牲者であったが、今日、無能で腐敗した政権の殺人機械の犠牲となった」と非難した。

 

2022年には500人以上を処刑

 

「IHR」の報告書によると、イランでは2022年、少なくとも582人が処刑され、2021年から75%も増加したという。

 

実際、先月には17歳の男性、ハミドレザ・アザリ被告が「児童犯罪の容疑者」として殺人罪で告訴され、処刑されており、国連人権事務所も非難の声を上げたそうだ。

 

「IHR」のモガッダム局長は、サブジアンさんの死刑に関して、イランの最高指導者ハメネイ師も、他の指導者らと同様に「この犯罪の責任を問われるべきだ」と述べている。(了)

 

出典元:METRO:Child bride hanged in Iran for murder of man she married aged 15(12/20)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top