イエメンの「フーシ派」に攻撃された、英船籍の貨物船が沈没
イエメンの反政府勢力「フーシ派」に攻撃されたイギリス船籍の貨物船が、3月2日に沈没した。
2発のミサイル攻撃を受け、浸水
その貨物船とは「Rubymar号」とされ、2月18日にイエメン沖にあるバブ・アル・マンダブ海峡のアデン湾側を航行していたという。
その時、イエメンの反政府勢力「フーシ派」が発射した、2発のミサイル攻撃を受け、浸水したそうだ。
その後、「Rubymar号」は漂流し続け、3月2日には沈没が確認された。
「フーシ派」は、イスラエルやその支援国に関連する貨物船を攻撃し続けており、「Rubymar号」はその攻撃が開始されてから、初めて沈没した船となった。
BREAKING:
The British-owned bulk carrier Rubymar has now sunk after it was hit by Houthi anti-ship missile 2 weeks ago.
It’s the first ship to be sunk by the Houthis.
It was carrying more than 41 000 tons of fertilizer. Major ecologic disaster.
Greta? pic.twitter.com/RAFK6kDHKP
— Visegrád 24 (@visegrad24) March 2, 2024
乗組員24人全員を救助
イギリス政府は10日前、「Rubymar号」が浸水し、乗組員24人全員が救助されたと発表した。
また2月21日に入手された船の画像でも、船尾が水没したものの、なんとか浮いている状態が確認されている。
この船はベリーズ国旗を掲げて航行しており、レバノンの会社が運航し、硝酸アンモニウムの肥料を積み込んでいたという。
環境保護団体の「グリーンピース」は、硝酸アンモニウムの流出は「海洋生態系に重大な影響」を与える可能性があると述べている。
また「フーシ派」と敵対している、イエメン政府のアハメド・アワド・ビン・ムバラク首相は、この船の沈没を「前例のない環境災害」だと非難したそうだ。(了)
出典元:BBC:UK-owned ship attacked by Houthis sinks off Yemen coast(3/2)