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ケニアで増税に反対するデモ参加者に対し、警察官が発砲し13人が死亡【動画】

ケニアで増税に反対するデモ参加者に対し、警察官が発砲し13人が死亡【動画】
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アフリカのケニアの首都で、増税に反対する大規模なデモが行われ、警察官が発砲する事態となった。

 

群衆を追い払えず警察官が発砲

 

ケニアでは、政府が増税案を議会に提出しており、1週間前から各地で、激しい抗議デモが起きていたという。

 

そして25日には、首都のナイロビにある連邦議会で、議員らが増税法案を可決。デモ参加者が議会内に突入したため、警察官が発砲したという。

 

警察官らは、数千人の群衆を催涙ガスや放水砲で追い払うことができず、銃を発砲し、この混乱の中で少なくとも5人が死亡したそうだ。

 

また建物に火もつけられ、現場は騒然とし、13人が死亡したと他のメディアは伝えている。

 

大統領の辞任も求める

 

抗議デモは主に若者を中心に行われており、彼らは増税に反対し、ウィリアム・ルト大統領の辞任も求めている。

 

ルト大統領は約2年前に、ケニアの労働貧困層を支援するという公約で選挙に勝利。しかしケニアでは、新型コロナやウクライナ侵攻の影響により、食料価格が高騰し続けたという。

 

また国内は厳しい干ばつに見舞われ、通貨も下落。国際通貨基金からも財政赤字を削減するよう求められ、政府は大幅な増税をすることで悪化した財政の立て直しを図ろうとしたそうだ。

 

人権団体と警察監視機関の独立警察監視局によると、6月20日にはケニア全土でデモが行われ、1人が死亡、少なくとも200人が負傷したという。

 

抗議活動を続けている若者たちは、SNSの「X」や「TikTok」などのプラットフォームを利用して法案に反対し、クラウドファンディングを行い、増税に反対する抗議活動を組織し、動員してきたそうだ。

 

しかしケニアのアデン・ドゥアレ国防相は6月25日の夜、「進行中の暴力的な抗議活動によって引き起こされた治安上の緊急事態に対応して、警察を支援するために軍を派遣する」と発表した。

 

出典元:The Guardian:Kenyan police open fire on protesters as crowd tries to storm parliament(6/25)

出典元:Al Jazeera:Kenya tax protests updates: 13 killed as demonstrations rock country(6/25)

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