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「パレスチナ人のために復讐」ISISが犯行声明、ドイツ・ゾーリンゲンでの無差別刺殺事件

「パレスチナ人のために復讐」ISISが犯行声明、ドイツ・ゾーリンゲンでの無差別刺殺事件
X_The New York Times

先日、ドイツ西部の町、ゾーリンゲンでナイフによる無差別な刺殺事件が起きたが、それに関してISIS(イスラム国)が犯行声明を出した。

 

ISISのグループが犯行声明

 

8月23日の夜、ゾーリンゲンではフェスティバルが開かれる中で、男がナイフを使って次々と人々を刺し、3人が死亡、8人が負傷をした。

 

そして8月24日には、ISIS(イスラム国)のグループが、アル・アマク通信のテレグラムを通じて犯行声明を出し、「犯人はイスラム国の兵士であり、キリスト教徒の集会を襲撃した」と主張した。

 

また犯行の動機については、「パレスチナや、あらゆる場所にいるイスラム教徒のための、復讐だった」と述べたという。

 

もっともISISのグループは、犯行について証拠を示していない。またこのテレグラムのアカウントは、過去の残虐事件でも誤った主張をしたことがある。

 

ただドイツ警察も、今回の事件について「テロリストによる犯行」との見方を除外しておらず、その後事件と関連があるとみられる15歳の少年を逮捕したそうだ。

 

しかしこの少年が、今回の事件の主要な容疑者だとは考えられていないらしい。

 

ガザ地区では少なくとも59人が死亡

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍の容赦のない攻撃が続いており、8月24日には各地で、少なくとも59人のパレスチナ人が殺害された。

 

イスラエル軍はガザ地区中部のブレイジ難民キャンプを攻撃し、パレスチナ人の女性と少女が死亡したという。

 

ガザ地区南部のハンユニスにあるアル・カティバ地区も、イスラエル軍により空爆され、女性や子供を含む少なくとも11人が殺害された。

 

同じくハンユニスにあるアル・アマル地区の住宅も、空爆の標的となり、9人のパレスチナ人が殺害され、負傷者も出ているそうだ。

 

ヨルダン川西岸地区なども襲撃

 

イスラエル軍はヨルダン川西岸地区でも襲撃を続けており、8月24日には、ナブルス東部の町、ベイト・フーリックでパレスチナ人の子供2人が銃で撃たれ、負傷した。

 

パレスチナ赤新月社によると、14歳と16歳の2人の子供が足を撃たれ、病院に運ばれたという。

 

またこの襲撃の間に、イスラエル軍はパレスチナ人の若者3人を拘束したと言われている。

 

さらにイスラエルの占領下にある東エルサレムでも、イスラエル軍がパレスチナ人の少女のグループを襲い、1人を負傷させ、2人の少女を逮捕したそうだ。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Dozens of Palestinians killed; 100,000 displaced(8/24)

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