米で親パレスチナの男性が、親イスラエルの男に銃で撃たれる【動画】
アメリカのマサチューセッツ州で、親パレスチナの男性が、親イスラエルの男に襲い掛かり、銃で撃たれる事件が起きた。
横断歩道を挟んで口論
その事件が起きたのは9月12日、場所はマサチューセッツ州の町、ニュートンとされている。
撮影された動画には、横断歩道を挟んで、親パレスチナの男性が親イスラエルのデモ参加者に向かって、抗議する様子が映っていた。
親パレスチナの男性は、デモ参加者に対して、「ガザで起きていることはジェノサイドだ」と主張しているが、親イスラエルの女性は「ジェノサイド?馬鹿な人」と答え続けた。
やがて怒った親パレスチナの男性は横断歩道を渡り、親イスラエルのデモ参加者の1人、スコット・ヘイズ容疑者(47歳)に襲いかかった。
ヘイズ容疑者は銃を取り出し、発砲。親パレスチナの男性は腹部を撃たれ、尚も親イスラエルの男らにより、顔などを踏みつけられた。その様子がこちら。
🚨BREAKING🚨
A man wearing a Palestinian pin was shot in the stomach this evening after he charged through traffic and tackled a pro-Israel Iraq war veteran in Newton, Massachusetts.pic.twitter.com/Ix5JEJaJNp
— Kassy Akiva (@KassyAkiva) September 13, 2024
ヘイズ容疑者はイラクに従軍した元兵士で、銃を所持する許可も得ていたが、その後親パレスチナの男性に重傷を負わせた容疑で逮捕・起訴されたという。
撃たれた親パレスチナの男性は、その後地元の病院へ搬送され、治療を受けたとされている。
ガザ地区では19人が死亡
一方、ガザ地区では9月13日、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも19人のパレスチナ人が死亡したという。
イスラエル軍は13日、安全地帯に指定していた南部のアル・マワシ地区を再び攻撃し、5人のパレスチナ人が殺害された。
またガザ地区北部のガザ市にあるTal al-Hawa地区でも、イスラエル軍のヘリコプターが攻撃し、パレスチナ人1人が死亡、4人が負傷したそうだ。
南部のラファでもイスラエル軍の攻撃が行われ、パレスチナ人の父親と息子の2人が殺害されたという。
昨年の10月以来、ガザ地区では少なくとも4万1118人のパレスチナ人(その大半は子供と女性)が殺害され、9万5125人が負傷したとされている。
ローマ教皇も子供の殺害を非難
ローマ教皇フランシスコは、ガザ地区でイスラエル軍により子供たちが殺されていることを非難。「ハマス」の戦闘員を攻撃するとの名目で、ガザ地区の学校を攻撃していることを「醜い」と述べたという。
またアメリカのハーバード大学では、学生らが、イスラエルによるガザ地区での攻撃を非難するために、沈黙の抗議デモを行った。
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彼らは同時に、アメリカの名門大学が、親パレスチナのデモを弾圧したことも非難。「私たちは決して沈黙しない」と書かれた文字を掲げた。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israel kills at least 16 people in Gaza today(9/13)