ローマにある中世の塔が一部崩壊、作業員が瓦礫の下に閉じ込められる

イタリア・ローマにある中世の塔が改修工事中に崩壊し始め、作業員が瓦礫の下に閉じ込められた。
改修工事中に塔の一部が崩落
その事故が起きたのは11月3日、場所はローマの中心部にある「コンティの塔(Torre dei Conti)」とされている。
この塔は13世紀に、ローマ教皇インノケンティウス3世が家族の住居として建てたが、1349年の地震で被害を受け、17世紀にも何度か崩壊したことがあるそうだ。
そして今回、改修工事が行われている最中、建物の一部が崩落。複数の作業員が、瓦礫の下に何時間も閉じ込められ、消防隊による救出活動が行われているという。
A medieval tower in the heart of Italy’s capital, near the famous Roman Forum ruins, partially collapsed on Monday during renovations of the structure, critically injuring one worker and trapping another, authorities said.
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— ABC News (@ABC) November 3, 2025
消防隊員も命を危険にさらす
建物が崩壊し始めた当時、消防士たちは1階の窓から閉じ込められた作業員に近づこうとしたが、塔が崩れ続けたため、避難せざるを得なかったという。
しかしこの時、3人の作業員が無事に救出され、1人は重傷を負ったため、病院へ搬送されたそうだ。
また消防士たちが移動式はしごを使って、担架を塔の上層階に運んでいた際も突然、別の場所が部分的に崩壊したため、消防士たちは急いではしごを降りざるを得なくなったという。
作業員の救出はもちろん、救出にあたる消防隊員へのリスクも軽減しなければならないため、救出作業は長時間に及ぶと見られている。(了)
出典元:ABC News:A Rome medieval tower partially collapses, badly injuring a worker(11/3)


























