Switch news

知っておきたい世界のニュース

ローマにある中世の塔が一部崩壊、作業員が瓦礫の下に閉じ込められる

ローマにある中世の塔が一部崩壊、作業員が瓦礫の下に閉じ込められる
X_ABC News

イタリア・ローマにある中世の塔が改修工事中に崩壊し始め、作業員が瓦礫の下に閉じ込められた。

 

改修工事中に塔の一部が崩落

 

その事故が起きたのは11月3日、場所はローマの中心部にある「コンティの塔(Torre dei Conti)」とされている。

 

この塔は13世紀に、ローマ教皇インノケンティウス3世が家族の住居として建てたが、1349年の地震で被害を受け、17世紀にも何度か崩壊したことがあるそうだ。

 

そして今回、改修工事が行われている最中、建物の一部が崩落。複数の作業員が、瓦礫の下に何時間も閉じ込められ、消防隊による救出活動が行われているという。

 

消防隊員も命を危険にさらす

 

建物が崩壊し始めた当時、消防士たちは1階の窓から閉じ込められた作業員に近づこうとしたが、塔が崩れ続けたため、避難せざるを得なかったという。

 

しかしこの時、3人の作業員が無事に救出され、1人は重傷を負ったため、病院へ搬送されたそうだ。

 

また消防士たちが移動式はしごを使って、担架を塔の上層階に運んでいた際も突然、別の場所が部分的に崩壊したため、消防士たちは急いではしごを降りざるを得なくなったという。

 

作業員の救出はもちろん、救出にあたる消防隊員へのリスクも軽減しなければならないため、救出作業は長時間に及ぶと見られている。(了)

 

出典元:ABC News:A Rome medieval tower partially collapses, badly injuring a worker(11/3)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top