本物の強盗に銃を向けられ、落ち着いてタバコに火をつけるクールな客が話題に
強盗に銃を突きつけられても、全く動じないで咥えたタバコに火をつける——そんな映画のヒーローのような男性が、海外で話題になっている。
もちろんこれは実際にあった出来事。セキュリティカメラに全て録画されている。
セントルイスのバーに強盗
先月28日、米国ミズーリ州セントルイス市のバー「Behrmann’s Tavern」に銃を持った男が押し入り、客たちに地べたに伏せるよう要求した。
だが、常連客の一人、Tony Tovarさんは従わず、座っていたカウンター席から1ミリも動かなかった。そればかりか、銃を向けられた状態で自分のタバコ取り出し、火をつけて一服した。
Facebookに公開されているセキュリティカメラの映像を見ると、強盗が入って来た後もTovarさんは、自分のスマートフォンを見続け、それをもぎ取ろうとした強盗を断固として拒絶しているのが分かる。
増え続ける犯罪に怒り
この映像が話題になり、後に地元テレビ局のインタビュー受けたTovarさんさんは、自分が取った態度をこう説明した。
セントルイスにいるその類の人たちは、暴力や銃を利用すれば人をコントロール出来ると思っている。力ずくで何でもできると思っています。僕はそれにうんざりで、いい加減にしてくれという気持ちだったんです。
あの時、僕は、どうでもいいと思っていました。男(強盗)はドラッグを買う金が欲しいだけで、人を傷つける気はないな、という感じがしたんです。
店のレジや客の財布から合計300ドル(約3万2000円)を持って逃げた男には前科があり、現在も逃走中。客に怪我はなく、全員無事だった。
メディアに取り上げられ、クールな男として有名になったTovarさんは、自分のような態度を取ることを他の人にはお勧めしていない。
強盗が実弾を込めた銃器を持っているときにこんな風に振る舞うのは、おそらく、最善とは言えないでしょう。誰にでも勧められるものではありません。
(了)
出典元:Fox News:Video shows St. Louis bar patron calmly lighting cigarette during armed stick-up(8/31)
出典元:The Epoch Times:Video Shows Moment Bar Customer Casually Lights Cigarette and Uses Phone During Armed Robbery(9/2)