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自分で作った麻薬密造所を自分で検挙していたロシアの警官、検挙される

自分で作った麻薬密造所を自分で検挙していたロシアの警官、検挙される
写真AC

ロシア・コストロマ市の裁判所は、今月4日、同市にある麻薬密造所を摘発した2人の警察官に有罪を言い渡した。密造所を摘発したのはお手柄だが、後になって、その密造所を作ったのがその2人であると分かったためだ。

 

2人は警察署内での成績を上げるため、人を使って密造所を作り、それを自分たちで摘発していたと海外メディアは報じている。

 

麻薬中毒者をそそのかして

 

有罪判決を受けたのは、コストロマ市警察所長のYury Titovと、捜査官のIvan Mantrov。彼らは、捜査対象としていた3名の麻薬中毒者に声をかけ、ロシアに浸透している合成麻薬の1つ、ディソモルヒネ(通称クロコダイル)をアパートの一室で作らせたとのこと。

 

その際には、「万一のことがあっても保釈になる」と3名の中毒者に約束し、合成麻薬の材料の提供までしたそうだ。材料は、他の事件で押収した証拠品棚から持ち出されたものらしい。

 

2人は、こうして準備した密造所に自ら乗り込んで「摘発」した。しかし、何かがおかしいと気づいた市の内務局が、ロシアの調査委員会(アメリカのFBIに当たる組織)に捜査を依頼し、その結果2人の不正が発覚した。

 

刑務所行きを免れる

 

彼ら2人は職権乱用と、麻薬の使用を他者に促したという理由で有罪となった。Titov警察署長は懲役6年、Mantrov捜査官は懲役3年半の刑を言い渡されたが、どちらも執行猶予付きで、刑務所には入らずに済むらしい。

 

海外メディアによれば、2人のやったことは驚くほどのものでないそう。警官が業務ノルマを達成するために無実の人間の持ち物に麻薬を入れ、それを摘発するということが、ロシアでは頻繁に行われているという。

 

最近では、ロシアのジャーナリスト・Ivan Golunov氏が麻薬所持の疑いで逮捕されたが、警察が麻薬を仕込んだとして話題になった。(Golunov氏は後に釈放されている)また、今年1月には、同様に偽の証拠をでっち上げた5名の警察官が起訴されている。(了)

 

出典元:Odditycentral:Russian Police Officers Busted for Faking Drug Bust(2/6)

出典元:BBC:Russian police convicted of busting own drug den(2/5)

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