【動画あり】狭い店内に火炎瓶が投げ込まれた! さらなる被害を食い止めたヒーロー
10月30日、ニューヨーク州ブルックリンのデリに火炎瓶が投げ込まれる事件が起こった。狭い店内が炎に包まれ、店先には犯人がいる中、勇気ある男性が店内の人々を救った。
火炎瓶が投げ込まれる瞬間の動画も
10月30日の朝7時53分。ニューヨーク市消防局に、火事の通報が入った。
それは単なる火事ではなく、店内に火炎瓶が投げ込まれたことで起きた火災だったのだ。
扉が開いて何かが投げ込まれると、それほど広くはない店内に勢いよく炎が上がった。カウンターの奥にいた従業員が、慌ててカウンターを乗り越えて店から逃げ出している。
実はこの時、ひとりの男性がさらなる被害を食い止めていたのだ。
火炎瓶を振り払ったヒーロー
ニューヨーク消防局が公開しているもう1本の動画を見てみよう。
ちょうどお店でコーヒーを購入した男性が、犯人が店内に火炎瓶を投げ込むのを目撃。2つ目の火炎瓶が投げ込まれようとしているのを、コーヒー片手に振り払ったのだ。
2つ目の火炎瓶を投げていれば、逃げ出そうとしていた従業員にあたっていた可能性もある。
この男性のとっさの勇気が、さらなる悲劇を防いだのだ。この事件を報告しているニューヨーク市消防局のFacebookにも、この男性への称賛の声が寄せられている。「この男性にメダルを!」との声もあるが、残念ながらヒーローの身元は明らかにはなっていない。
店員との口論がきっかけ
犯人はなぜこのような犯行に及んだのだろうか。事件直後に逮捕された犯人によると、その理由は「店員との口論」がきっかけだという。
どんな口論をすれば、火炎瓶を放り込んでしまうのかは不思議だ。(了)
参考:ニューヨーク市消防局公式Facebook(11/1)
参考:New York Post「Molotov cocktail attack at NYC deli captured on video」(10/31)
参考:Twitter