火災で4階に残された2人の若者、パイプを伝って滑り降りることに成功
先日、アメリカのニューヨーク市で火災が起き、10代の若者2人が驚くべき方法で脱出することに成功した。
18歳の女性と、13歳の男の子
その火災が起きたのは12月16日、場所はマンハッタン区のイーストビレッジとされている。
午前7時15分頃、建物の4階から出火し、その際大きな爆発音も伴っていたという。
煙が吐き出されていた部屋には18歳の女性と、13歳の男の子が残されていたそうだ。そして最初に女性が窓の脇にあるパイプにしがみつき、その後男の子もそれに続いた。
やがて2人はゆっくりとパイプを滑り降り、無事に地上に到達したという。その様子がこちら。
WATCH: Dramatic video of teens escaping apartment fire on Avenue D in East Village. NYC fire officials say a 13y/o boy and 18y/o female shimmy down a construction conduit down the side of a building@ABC7NY pic.twitter.com/FcG9iPxGtq
— Chantee Lans (@ChanteeLans) December 16, 2021
2 teens lower themselves 4 stories to safety via a pipe at a 2nd alarm fire in Manhattan today. Unfortunately 1 relative died & the other in critical condition. Prayers to the family. pic.twitter.com/LSrsSbHqQy
— Michael V. Meyers (@BC9MVM) December 16, 2021
寝室の壁を吹き飛ばす
ニューヨーク消防局によれば、この火災は激しく、窓を吹き飛ばし、10代の子供たちが寝ていた寝室の壁を吹き飛ばすほどだったという。
またその後、消防士により、後ろの部屋に閉じ込められていた32歳の男性の死亡が確認されたそうだ。
さらに46歳の女性は病院に搬送されたが重体となっている。地上に降りた2人の若者たちも、煙を吸って火傷を負っていたが、手当てを受け、一命を取り留めたという。
火事の原因は意外なものだった
火災現場からは、複数の電動自転車が発見され、消防隊員らはリチウムイオン電池が火種になったと断定した。
ニューヨーク市消防局によれば、昨年は44件の火災が発生し、死者は出なかったが、今年は93件の火災が発生し、70人以上が負傷したという。
また現在リチウムイオン電池の火災による死者が4人いるため、消防本部長は「憂慮すべき傾向が見られる」と語っている。(了)
出典元:ABC7:Teens amazingly climb down pole from 4th floor to safety in tragic East Village fire(12/18)