ホワイトハウスの近くで落雷、4人が重傷を負い救急搬送
アメリカのワシントンD.C.において落雷が起き、複数の人々がケガを負い、病院へ搬送された。
ホワイトハウスの近くの公園で落雷
この落雷が発生したのは8月4日、場所はホワイトハウスの外にあるラファイエット・パークとされている。
コロンビア特別区消防・救急医療局によると、この落雷で4人が負傷し、全員が重体で地元の病院に運ばれたという。
また公園の一部にはまだ救急隊員がいたため、4日の夜も一部が閉鎖されたままになったそうだ。
ワイオミング州でも学生が死亡
ワシントンポスト紙によると、この落雷は、夕方に市内を襲った雷雨が強風と悪天候を引き起こした結果だという。
また同じ日には、ワイオミング州のブリジャーティトン国有林でも落雷があり、学生1人が死亡、1人が負傷したそうだ。
亡くなったのは、ボストン在住のジョン・D・マーフィーさん(22歳)。彼は「ナショナル・アウトドア・リーダーシップ・スクール」の仲間と旅行中に落雷を受け、心停止で死亡したと言われている。
インド各地で落雷の被害
また落雷の被害は世界各地でも伝えられている。特に被害が大きいのが、インドだ。
インドのウッタル・プラデーシュ州では7月28日、木の下に避難していた7人(ほとんどが農民)が、落雷で死亡。さらに前の週でも、14人の死亡が確認されたという。
隣のビハール州では7月の最終週に、落雷により少なくとも20人が死亡したと報告され、同州での今年の死者数は現時点で181人に上っているそうだ。
インドでは毎年約2000~2500人が落雷により死亡しており、その理由の1つには、多くの人が屋外で働き、雷の危険性についての知識がなく、教育が不十分であることが挙げられている。(了)
出典元:The Guardian:Four people critically injured after lightning strike near White House(8/4)
出典元:INDEPENDENT:India lightning strikes kill nearly 70 people in two northern states(7/29)