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アラブ首長国連邦のドバイで2月28日、初めて「ジェット・スーツ・レース」が行われた。

1500馬力のジェット・エンジンを装着

このレースを主催したのは、「グラビティ・インダストリーズ」社の創設者で、ジェット・スーツを開発したリチャード・ブラウニング氏だ。

このジェット・スーツは、両腕などに1500馬力のジェット・エンジンを装着し、それを調整させながら、空を自由に飛ぶというもの。

そしてドバイでは、7人がこのスーツを装着し、決められたコースを飛行して、競い合ったという。

A group of daredevils took to the air for what organizers said was the world’s first jet suit race, held in Dubai. pic.twitter.com/EHr0zV4xIM

— ABC News (@ABC) February 29, 2024

スーツのさまざまな用途を模索

「グラビティ」社は以前、イギリス軍の海兵隊員にこのスーツを提供し、隊員が空から船に乗り込む様子が撮影され、注目を集めた。

またこの会社は他にもさまざまな軍事的な用途を追求してきたが、同時に山での遭難救助に使用できることも証明し、その動画も公開していた。

今回、主催者は、飛行の高速化とパイロットの安全性を考えて、水上での会場を選んだという。

ブラウニング氏は取材に対して「思いのままにどこへでも行けます。これは、マーベルのスーパーヒーローとDCコミックスの世界です。（略）私は、誰もがそれを現実にできるようにしなければならない、と考えています」と述べている。（了）

出典元：AP：‘Iron Man’ pilots race in jet suits against a backdrop of Dubai skyscrapers(2/29)