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イスラエル軍は3月3日、ガザ地区中部で支援物資を運んでいたトラックを攻撃し、多数の死者が出ている。

食糧を配っていたトラックを攻撃

ガザ地区の通信社「Wafa」によれば、イスラエル軍はガザ地区中部の町、Deir el-Balahで、支援物資を積んでいたトラックを攻撃したという。

目撃者は、現場にミサイルが降り注いだと語っており、この攻撃で少なくとも10人が死亡、多数が負傷したそうだ。

そのトラックには民間ボランティアが乗っており、彼らはガザ地区の人々に食料を配っていたという。

BREAKING | 8+ Palestinians killed, multiple others injured, after an Israeli airstrike targeted and destroyed an aid vehicle in Deir el-Balah, Central Gaza. pic.twitter.com/T6EhRydiwg

— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) March 3, 2024

南部のラファでも14人が死亡

また同じくガザ中部にあるヌセイラトでも、イスラエル軍は多くのパレスチナ人が避難していた家屋を爆撃。少なくとも10人が死亡し、40人以上の負傷者が、病院へ運ばれたという。

南部のラファでも3月2日、イスラエル軍が民間人の建物を攻撃し、少なくとも14人が死亡したとされている。

ガザ地区の保健当局によれば、3月3日には過去24時間で、イスラエル軍により「9件の攻撃」が行われ、90人のパレスチナ人が殺害され、117人が負傷したという。

15人の子供が栄養失調などで死亡

ガザ市のマル・アドワン病院では、過去数日間で、少なくとも15人の子供が栄養失調と脱水症状で死亡した。

「アムネスティ・インターナショナル」の事務局長であるアグネス・カラマール氏は、脱水症状と栄養失調による子供たちの死は、「飢餓を画策した、イスラエル当局の行為の結果である」と断じた。

カラマール氏は「X」において、「彼ら（イスラエル）は、自分たちの行動の結果が予想されることを知っていたのに、執拗にそれを続けた。このことは、国連支援機関UNRWAへの資金を停止した国々、武器を売り、イスラエルを支援した国々にも責任がある」と投稿した。（了）

出典元：Al Jazeera：Israel’s war on Gaza live: Israel again attacks aid seekers in Gaza City(3/3)