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ロシア領内で爆発後に貨物列車が脱線、破壊工作か?【動画】

ロシア領内で爆発後に貨物列車が脱線、破壊工作か?【動画】
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ウクライナとの国境に近いロシア領内で爆発があり、その後貨物列車が脱線した。

 

ブリャンスク州知事が報告

 

その爆発があったのは5月1日、場所はウクライナとの国境を接しているロシアのブリャンスクとされている。

 

ブリャンスク州のAlexander Bogomaz知事によれば、「正体不明の爆発物が爆発し、その結果、貨物列車の機関車が脱線した」という。

 

Bogomaz知事はこの事故について「テレグラム」で述べ、死傷者の報告はなかったと付け加えている。

 

地元当局によれば、脱線した列車は 燃料と建築資材を輸送していたという。また脱線現場は、ウクライナとの国境から約37マイル(約60km)離れた地点とされている。

 

現場では数台のタンク車両が横たわり、濃い灰色の煙が空中に立ち昇っていたそうだ。

 

鉄道破壊行為が相次ぐ

 

まだ誰によってこの爆発が起こされたのかは、分かっていない。ただロシアではウクライナへの侵攻が始まってから、鉄道システムに関わる事故が増加している。

 

ロシアの独立系ウェブサイト「Mediazona」によると、ロシア当局は昨年秋以降、鉄道破壊行為の疑いで少なくとも66人のロシア人を逮捕しているという。

 

またこの脱線事故とは別に、サンクトペテルブルク近郊のレニングラード州知事は、一晩で送電線が爆破され、2本目の送電線の近くで爆発物が発見されたと発表している。

 

ウクライナの鉄道基地も攻撃を受ける

 

一方、ウクライナ中部のドニプロペトローウシク州の都市、Pavlohradにある鉄道基地も5月1日に、ロシア軍の攻撃を受け、多くの人が負傷した。

 

ロシア軍は、この鉄道基地にある弾薬の保管倉庫を攻撃。これはウクライナ軍が間もなく開始する反攻作戦を、遅らせる試みと考えられている。

 

この攻撃により、少なくとも子供5人を含む34人が負傷。女性2人は現在、集中治療を受けているという。

 

5カ月間に10万人の死傷者

 

アメリカ・ホワイトハウスは、ウクライナのドネツク州の町、バフムトで、過去数カ月の間、ロシア軍に多くの死傷者が出ているとの見方を示した。

 

ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障報道官は、情報機関の推定として、バフムトでロシア軍が過去5カ月間に10万人の死傷者を出した可能性があると述べた。

 

また10万人のうち、死者は2万人に上るとみられ、その半数は民間軍事会社「ワグネル」に所属する兵士だと考えられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war as it happened: explosion derails Russian train; at least 34 injured after Pavlohrad attack(5/1)

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