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ウルトラマラソンのランナー、レース中に野生のコヨーテに襲われる

ウルトラマラソンのランナー、レース中に野生のコヨーテに襲われる
Instagram/ultramarathon

アメリカで有名なウルトラマラソンの男性ランナーが、野生のコヨーテに襲われる出来事が起きた。

 

カリフォルニア州のレースに参加中

 

その男性ランナーとは、ディーン・カーナゼスさんだ。

 

彼は先日、カリフォルニア州で行われた150マイル(約240km)のレースに参加。ゴールデンブリッジの近く、37マイル(約60km)地点を1人で走っている時に、野生のコヨーテに遭遇したという。

 

コヨーテは非常に大きく、襲われたカーナゼスさんは地面に叩きつけられたそうだ。

 

その後、彼は自身がケガをした様子を撮影し、自らのインスタグラムに投稿。そこには口のあたりから血が流れている姿が映っていた。

 

Instagram/ultramarathon

人々がコヨーテにエサを与えるのが原因

 

カーナゼスさんによれば、コヨーテは彼自身を狙っていたのではなく、彼が食べようとしていた「エナジーバー(栄養補給の食べ物)」を狙っていたという。

 

実は、このトレイルを走ったり歩いたりする人の多くは、コヨーテのために食べ物を置いていくことが多いそうだ。

 

カーナゼスさんと魚類野生動物局の職員はこれに強く反対しており、カリフォルニア州魚類野生生物局のケン・パグリア氏も、次のように指摘している。

 

「コヨーテとの衝突は、人間が餌を与えることに起因しています。コヨーテはその機会を狙っているのです。彼らは私たちから食べ物を得ることができる、と考えるように条件付けされているのです」

 

ウルトラマラソンで何度も優勝

 

カーナゼスさん、世界で最も過酷なウルトラマラソンで何度も優勝しており、南極まで走ったこともあり、50の州で50日間連続して50のマラソンを走ったこともあるという。

 

しかもこれまでサメに襲われたことはあるが、コヨーテに襲われたことは一度もなかったそうだ。

 

カーナゼスさんは、自分に何が起こったかを人々に知ってもらうことは重要だとし、「走ることは止めないが、今後はより注意するつもりだ」と述べている。(了)

 

出典元:NBC:Ultramarathon Runner Attacked by Coyote on Trail Near Golden Gate Bridge(8/15)

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