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イギリスの海岸でカニやエビ、魚などが謎の大量死、原因は不明なまま

イギリスの海岸でカニやエビ、魚などが謎の大量死、原因は不明なまま
Facebook/Katie Simmons

イギリスの北東部にある海岸沿いに、さまざまな海洋生物が死んだ状態で打ち上げられているのが、発見された。

 

数週間前から死骸が漂着

 

その死骸が見つかったのは、イングランド北東部の街、レッドカーやシートン・カルー、サルトバーンなどの海岸エリアだという。

 

ここでは数週間前からカニやエビ、魚などさまざまな種類の海洋生物の死骸が、打ち上げられていたそうだ。

 

また先週末には、ティーズ川河口近くの町、South Gareの海岸でも、死んだイルカが打ち上げられているのが確認された。

 

Facebook/Katie Simmons
Facebook/Stacey Brown

考えられる原因は幅広い

 

このエリアの漁師たちは北東沿岸漁業保護局(NEIFCA)に対し、すでに獲物がいないため、海岸付近では漁をしていないと話しているという。また環境庁のスポークスマンは次のように語っている。

 

「水や堆積物、貝(イガイ)やカニのサンプルが採取され、分析のために私たちのラボに送られています。これらの生物の死が、汚染によるものかどうか検討しています」

 

一方、Teesside大学の海洋生物病理学者、Jamie Bojko博士は、多くの人が心配しているとしながらも、次のように述べている。

 

「それを説明出来るものは、幅広くあります。1つは極端な天候によるもの。もう1つは病気の可能性。しかし、カニやエビ、アブラツノザメやサメ、ヒラメ(カレイ)など、ここまで幅広い種に影響を与えるのは、奇妙かもしれません」

 

また他の専門家も、「ティーズ川周辺に集中しているのは非常に奇妙だ」と述べている。

 

10月25日には、さらに3つの機関が、病気や汚染、金属の痕跡などを調べるためにサンプルを採取、現在分析を行っているという。(了)

 

出典元:BBC:Dead crabs and fish washed up on Teesside beaches(10/25)

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