パラグアイから離陸した旅客機が嵐に遭遇、雹により機首が破壊される
南米・パラグアイの飛行場を飛び立った旅客機が、嵐に直面し、混乱する機内の恐ろしい動画が撮影された。
機内も激しく揺れる
嵐に見舞われたのは、「ラタム航空パラグアイ」が運航するLA1325便だ。
この便は、10月26日の夜、サンティアゴ・デ・チリからアスンシオンに向かって飛行中に悪天候に見舞われたという。
SNSに投稿された動画にも、窓の外で雷が光り、機体が激しく揺れる様子が映っていた。
Granizo severo..
Vuelo de Santiago de Chile a Asunción.
Sale hilo. pic.twitter.com/kaa8dpdL9v
— Vuelos y Viajes (Lado B) (@flysicardi) October 27, 2022
機種の円錐形部分が粉々に
その後、この便は緊急着陸を余儀なくされたが、検査の結果、機体の先端部分が激しく損傷していることが明らかとなった。
この機体は「エアバスA320」で、嵐に見舞われた時、雹によって機首が破壊されたと見られている。
「ラタム航空パラグアイ」は声明で、「同機は厳しい気象条件に見舞われ、現地時間の水曜日午後11時頃に緊急着陸を余儀なくされましたが、無事に着陸することができました。乗客・乗員ともに健康状態は良好です」と述べている。
10月18日には、アルゼンチン航空のAR1133便が飛行中に激しい乱気流に巻き込まれ、機内は大混乱に陥ったという。
この時、乗客の1人は天井にまで飛ばされ、鼻の骨を折り、少なくとも12人が負傷したと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Terrifying moment passenger jet was hit by violent hail and lightning storm that destroyed its nose cone as it came into land in Paraguay(10/28)