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女性刑務所で暴動が起き、41人の受刑者が死亡、最悪のケースに【ホンジュラス】

女性刑務所で暴動が起き、41人の受刑者が死亡、最悪のケースに【ホンジュラス】
Twitter/@EuniceRendon

中米・ホンジュラスにある女性刑務所で暴動が起き、多くの受刑者が死亡した。

 

ほとんどの受刑者が焼死

 

ホンジュラスの警察当局は6月20日、女性刑務所内で暴動が発生し、少なくとも41人が死亡し、ほとんどが焼死だったと明らかにした。

 

暴動が発生したのは、首都テグシガルパから30マイル(約48㎞)離れた町、タマラにある刑務所「Centro Femenino de Adaptacion Social(CEFAS)」だ。

 

警察はすでに25体の焼死体を発見し、遺体の身元確認を進めているという。また同刑務所では銃などの武器も使われたとされ、少なくとも7人の受刑者が銃やナイフの傷でテグシガルパの病院に入院したそうだ。

 

ギャング同士の抗争が原因か?

 

警察は、この暴動が刑務所内を支配しているギャングや、汚職に関連している可能性があるとの見方を示している。

 

実はホンジュラスなどの刑務所では、ギャングが大きな影響力を持つことが多く、受刑者が自分たちでルールを決めたり、禁止されている物品を販売したりしているという。

 

受刑者の家族を支援する会の会長であるデルマ・オルドネス氏は、刑務所において、対立するギャング「バリオ18」と「マラ・サルバトルチャ(MS-13)」のメンバー間で乱闘が起きていたと語っている。

 

Twitter/@EuniceRendon

 

現在、受刑者の親族は愛する人の消息を知るために、刑務所の外に集まっているそうだ。

 

2017年、中米のグアテマラでも、若者を支援するシェルターにいた少女たちが、過密な施設でのレイプやその他の虐待に抗議してマットレスに火をつけたことがあった。

 

この時の火災では41人の少女が死亡。今回の暴動は、その時以来、最悪のケースになったという。(了)

 

出典元:Sky News:Honduras: At least 41 women killed in prison after riot(6/20)

出典元」The Guardian:‘Monstrous murder’: 41 women killed in Honduras prison riot(6/20)

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