路上で喧嘩したイギリス人男性、一発殴られただけで頭部の3分の1が無くなる
イギリス·ノースヨークシャー州の男性が、路上で殴られて転倒。脳内出血のため、手術で頭部をごっそりと切除することになってしまった。
たった一発のパンチで
ノースヨークシャー州スカボローに住むJamie Kellyさん(42才)は、2021年9月16日の午後、町の繁華街であるRamshill Roadの横断歩道付近で、Daniel George Johnson(34才)という男性に殴られた。
殴られたのは1発だけだったが、Jamieさんは舗道に転倒して頭を打ち、意識不明のまま近くのスカボロー病院に運ばれた。
脳の広範囲に出血があったJamieさんは、その後ハル大学病院に移送され、脳の切除手術を受けた。下にあるのが、警察が公開した手術後の写真と、路上に倒れたJamieさんの写真だ。「Jamieさんは頭の半分を失った」と警察やメディアは言っているが、実際は3分の1ほど。
暴力禁止キャンペーン
Jamieさんを殴ったJohnsonという男は、現場近くで逮捕され、2020年3月に行われた裁判で懲役·禁錮2年6ヶ月の判決を受けた。
Jamieさんが殴られることになった詳しい経緯は、公表されていないが、警察は喧嘩であることを示唆し、この悲劇は「怒りで振り上げられた拳」が引き起こしたものだと言っている。
イギリスの警察は現在、パブやバーなどに出入りする18才~35才の男性に向けて、暴力禁止を呼びかける広報キャンペーンを実施中だ。
Jamieさんの痛ましい写真は、そのキャンペーンの一環として、最近公開された。たった1発のパンチでも深刻な結果をもたらす、ということをアピールするのが狙いだ。
Jamieさんは、今後通常の生活を送ることができず、生涯介護が必要になるとのこと。(了)
出典元:North Yorkshire Police:“One punch – that’s all it took to destroy my boy’s life”(8/9)
出典元:Lad Bible:Man left with half a skull after one punch ‘destroyed his life’(8/12)