“汚れたスニーカー”のお値段なんと10万円以上!グッチの新作に物議
これまでにも数々の独創的すぎるデザインで、時に物議を醸してきたイタリアのハイブランド「グッチ」。
そんなグッチが“汚れたスニーカー”を10万円近い価格で販売し、またも物議を醸している。
お値段は安いものでも9万円以上!
物議となっているスニーカーは、グッチの新作“スクリーナー”と呼ばれるシリーズ。
この“スクリーナー”シリーズは、70年代のヴィンテージのスポーツウェアに着想を得たとのこと。
ブランドロゴとグッチならではの2色のラインに加え、全体にヴィンテージ加工が施されていることが特徴だ。
そのお値段はグッチだけあって、最も安価なデザインで870ドル(約9万5000円)、最も高価なものに至っては1250ドル(約13万7000円)となっている。
海外のネットでは炎上の事態に
しかしこの“スクリーナー”シリーズの販売には、海外のネットで炎上する事態となっている。
ある人はツイッター上で“擦れた跡の付いた汚いスニーカーをグッチは900ドル(約9万8000円)近くで売っている…”などとツイート。
またある人は“700ドル(約7万6000円)もあればグッチの普通のスニーカーを買って自分自身で汚すことができる”と指摘。
汚れているかのように見えるスニーカーを、10万円近い値段で販売することが理解ができないようだ。
さらにグッチではこの“スクリーナー”シリーズのクリーニング方法も紹介。
“靴が乾いている状態で、汚れが付着するのを防ぐため中間色か靴と同じ色の製品のみを用いてクリーニングするように”とあるものの、既に汚れたような状態の製品のクリーニング方法を細かに紹介してしまったことも炎上を助長させてしまうこととなったようだ。
ヴィンテージ加工商品の炎上は過去にも…
一方、ハイブランドの“ヴィンテージ加工”製品が炎上するのは、今回が初めてのことではない。
イタリア発のファッションブランドでスニーカーに定評のある「ゴールデン・グース・デラックス・ブランド」は、昨年履きつぶされたかのように見える加工を施したスニーカーを発表。
530ドル(約5万8000円)で発売したところ、“無神経な貧困の美化である”などとする批判の声に曝されることとなった。
ちなみにこちらの“スクリーナー”シリーズ、日本ではオンラインショップ限定で一つのデザインのみが販売されている。
気になるお値段は税込み11万3400円とのこと。
海外での批判の声なんて気にしない、という強い心をお持ちの方は購入を検討されてみてはいかがだろうか。(了)
出典:Fox News:Gucci’s $900 ‘dirty’ sneakers slammed on Twitter(3/22)
出典:New York Post:Critics say $530 ‘dirty’ designer sneakers ‘mock poverty’ (2018/9/20)