オーストラリア森林火災のチャリティで販売中「コアラを抱く消防士」の人形が可愛い
オーストラリア・ジーロング市のトイショップ「Popcultcha(ポップカルチャ)」で売られている、消防士の人形が可愛い。
オーストラリア森林火災のチャリティのために発売されたこの人形、世界中から引く手あまたで、「すでに何万個も売れている」と海外メディアが報じている。
利益の全額を寄付
これは米国のおもちゃメーカー「FUNKO(ファンコ)」が作っている、ビニール製フィギュアシリーズ「POP!」の中のひとつ。オンラインショップ「Popcultcha」と共同開発した特別限定品だ。オーストラリア森林火災で命がけで活躍した(そして今も活躍中の)消防士たちがモデルになっている。
Popcultcha and Funko are teaming up to help provide assistance to Australian wildlife that has been left devastated by…
Popcultchaさんの投稿 2020年2月5日水曜日
名称は「ブッシュファイア・ヒーローズ」。(オーストラリアで発生する森林火災はブッシュファイア(bushfire)とも呼ばれる)森から焼け出されたコアラを救出する消防士の写真が、メディアによく掲載されているが、この2頭身のヒーローも同じようにコアラを抱きかかえている。
「FUNKO」がこれを作ったのは、チャリティが目的。人形の売り上げから出た利益の全額が、オーストラリアの森林火災チャリティ団体「RSPCA Bushfire Appeal」に寄付される。発売されたのは2週間ほど前だが、すでに日本円にして数千万円の利益が出ているそう。
世界から注文が押し寄せる
この人形は世界中からたくさんの注文があると、販売している「Popcultcha」のマーケティング担当・Andy Walkerさんは言う。
これまで何千、何万と、まるで狂ったように売れています。世界中でこれほどの人気が出るとは全く信じられません。玩具コレクターたちは、発売をアナウンスする前から飛びついて来ました。
米国やヨーロッパ諸国、メキシコ、ニュージーランドを始めとした世界の小売業者からも、仕入れ注文が殺到しているそうだ。
人形のデザインは消防士たちへのトリビュート(賛辞)だ、とWalkerさん。
我々のデザインチームとFUNKOのデザインチームが共同で作り上げたデザインは、人の心に触れるトリビュートです。その目的は、この森林火災で失われた野生動物を救い、回復させることにあるのです。
「ブッシュファイア・ヒーローズ」はPopcultchaのオンラインショップで、期間限定で売られている。日本円での値段は1体約1566円。海外配送してもらえる。(了)
出典元:Mail Online:Thousands of figurine firefighters cuddling koalas are sold across the globe – raising more than $700,000 for animals injured in the bushfires(2/18)
出典元:Popcultcha