オスとメスの両方の器官を備えた「両性具有ワンコ」が、英で発見され話題に
イギリスで暮らすワンコが、成長するに従い両性具有となっていたことが明らかになり、話題となっている。
●メスとして生まれるもオスのような仕草
そのワンコとはスコットランドのグラスゴーで暮らす「Molly」。まだ生後18カ月のジャック・ラッセル・テリアで、生まれた時はメスだと考えられていたという。
しかし飼い主のFrank FinlayさんとMaryさん夫婦は、「Molly」が成長するに従いオスのように振る舞う姿を目撃。外でおしっこをする時も、足を上げる仕草をするようになったそうだ。
そこで2人はこの様子が正常ではないと考え、ワンコを動物病院へ連れて行くことに。
●精巣と卵巣が同時にあった
その後、診察した獣医は非常に驚いたという。なぜなら「Molly」には睾丸と小さな突起物があり、さらに卵巣まで備えていたからだ。
その後、獣医は両性具有の犬に対し性転換(特定)を行うことを決断し、昨年の6月に手術を行ったという。
●手術では未発達な男性器を除去
手術では未発達なペニスを取り除き、ノーマルなメスの性器に備わっている場所に尿道を通し、開くように形作ったとしている。
その結果手術は成功し、今では「Molly」はすっかり回復して、これまでにないほど元気に暮らしているそうだ。
獣医のRoss Allanさんは取材に対し「獣医としての15年間の経験においても、このようなケースは見たことがありません。またこれからも経験することはないかもしれません」と語っている。
実際スコットランドでは、このような両性具有の手術が過去10年間で2度しか行われていないという。(了)
出展元:METRO:Dog has sex change after owners notice her lifting leg to pee(4/25)
出展元:vet times:Terrier undergoes gender reassignment surgery(4/25)