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ガザ地区では数千人が餓死する可能性:保健当局が警告

ガザ地区では数千人が餓死する可能性:保健当局が警告
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ガザ地区の保健当局は、飢餓による大量死が差し迫っていると警告している。

 

餓死、病気も蔓延

 

ガザ地区の保健当局によれば、このまま支援物資が搬入されなければ、数日のうちに数千人が栄養失調と脱水症状で餓死する恐れがあるという。

 

実際、すでに子供たちは脱水症状で死んでおり、同時に病気も蔓延しているそうだ。

 

このため保健当局は、国際機関に対して、各避難所の状況を調査するよう依頼。また大規模な人道的大惨事を回避するために、ガザ地区全土に食料と飲料水を緊急に提供するよう呼び掛けた。

 

国連「飢餓の一歩手前」

 

国連人道問題調整事務所(OCHA)の代表であるRamesh Rajasingham氏も、ガザ地区では人口の約4分の1に相当する人々が、飢餓の危機に瀕していると述べた。

 

Rajasingham氏は27日、国連の安全保障理事会において、ガザ地区では57万6000人が、飢餓の「一歩手前」まで来ていると明らかにし、「もし何もしなければ、ガザでの大規模な飢饉が起きるのは、ほぼ避けられないと懸念している」と述べた。

 

人権団体は、ガザ地区が極度の飢餓に陥っていると一貫して警告してきたが、イスラエルは2月中、ガザ地区に人道支援を提供する取り組みをさらに制限したという。

 

また一部の人権団体は、イスラエルがガザで飢餓を「戦争の手段」として用いていると結論づけている。

 

米世論調査、67%が恒久的停戦を支持

 

一方、アメリカのデータ会社「Data for Progress」が行った世論調査によれば、アメリカ人の有権者の67%がガザ地区での「恒久的停戦」を支持し、暴力の緩和を求めているという。

 

 

支持政党別では、「恒久的停戦」を求めているのは、民主党員で77%、無党派層で69%、共和党員で56%となっている。

 

「Data for Progress」は昨年11月にも同様の世論調査を行っており、前回に比べて「恒久的停戦」を求める人が全体で6%増え、無党派層の間では12%も増えたそうだ。

 

しかしバイデン政権は、「一時的休戦」を求めているものの、「恒久的停戦」を呼びかけてはいない。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Worsening famine could ‘kill thousands’ in days(2/27)

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