Facebook/ThaiWhales

これまであまり目撃されてこなかった珍しいクジラが、先日タイの沖合で撮影された。

白い「オオムラクジラ」に遭遇

そのクジラとは「オオムラクジラ」と呼ばれる種で、確認された哺乳類の中で最も新しい種だという。

また2003年に初めて死骸が発見され、以来「オオムラクジラ」と命名されたが、それ以降あまり目撃例はなく、現在も分布や個体数など、詳細なことは判明していないそうだ。

しかし今年の正月、旅行中の観光客がタイのプーケットの近郊でボートに乗っている際、「オオムラクジラ」のつがいを目撃、撮影した。しかも2頭のうち1頭は、体が白かったという。

環境保護団体がFBに投稿

この映像は、環境保護団体「タイホエールズ」にもシェアされ、1月5日にフェイスブックに投稿された。

同団体は投稿において「この画期的な報告は、これまでに類を見ない刺激的な海洋発見である」と述べている。

「タイホエールズ」のトーン・タムロンナワサワット氏によると、全身が真っ白な「オオムラクジラ」がタイで発見されたのは初めてだという。

その後、タイ海洋沿岸資源局は、白い「オオムラクジラ」を追跡。結局、発見はできなかったものの、少なくとも4頭の「オオムラクジラ」を発見したと発表した。

「オオムラクジラ」は長くて細い体をしているため「ヘビのように」見え、背びれは「小さくて強くかぎ状または湾曲しているそうだ。

また頭の前に 1 つの隆起があり、体長は最大40フィート（約12m）、体重は4万4000 ポンド（約20t）にも達するという。

出典元：MailOnline：World’s rarest whale is captured on film for only the SECOND time in history: Pair of mysterious all-white ‘snake-like’ creatures swim beside boat in Thailand(1/12)

参考：オオムラクジラを知っていますか？(2017/7/26)