ジャガーが水に潜って魚を獲る様子、その写真が大迫力
ヒョウの一種であるネコ科の猛獣、ジャガーが、水に潜って魚を獲ることをご存知だろうか。オランダの写真家が、その珍しい場面を2019年に撮影し、写真が再び注目を集めている。
動物園のプールで
野生のジャガーは、そもそも目撃することさえ稀だという。しかも、川や湖は水が濁っていて撮影は難しい。そこで、写真家のHerbert van der Beekさん(43才)は、動物園のプールで撮影することを考えた。動物園のプールなら水は透明で、客からも中が見えるようになっている。
実際に撮影場所として選ばれたのは、フランスのボルドー·ペサック動物園。被写体となったのは、飼育されている2頭のジャガーのうち、雄の1頭。プールに投げ込まれた魚を獲るために、そのジャガーが飛び込んだところを、Herbertさんが連写した。雌のジャガーは警戒して水に飛び込まなかったそうだ。
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「その猛獣は目を開いたまま泳いで、獲物の魚に近づき、牙と爪で捕らえました。陸上でも水中でも、真のハンターなんですよ」とHerbertさんは言う。
猛獣に魅せられた写真家
トラを撮るためにインドを旅し、ヒョウ(レパード)とライオンを撮るためにアフリカを訪れたHerbertさんは、今、特にジャガーに惹かれているそうだ。まだ野生のジャガーを撮影したことはなく、「いつか南アメリカに行って写したい」と話す。
撮影した写真について彼は、こんな感想を漏らしている。
「私が気に入っているのは、ネコ科の猛獣が持つとてつもない力の敏捷性が、水の中でもよく現れている点です」
確かに、目を見開き、牙を剥いたジャガーの凶暴な表情には圧倒されてしまう。
SNSには「驚きと美しさ、怖さを、同時に感じる」、「信じられないような素晴らしい写真だ。ただ、寝る前には見たくない」、「この怪物に殺されずによく撮影できたな」といった感想が上がっている。(了)
出典元:sunny skyz:A Photographer’s Stunning Encounter With A Diving Jaguar(2/6)
出典元:Hasan Jasim:Photographer Captures An Incredibly Rare Moment When a Jaguar Dives For Food