ブラジルの道路で死んでいた謎の巨獣、未確認生物チュパカブラか?
今月23日、ブラジルの道路を走っていた車の運転者が、見たこともない動物の死体を発見した。撮影された動画が海外ニュースメディアに取り上げられ、SNSでも拡散されている。
路肩に横たわる死体
海外メディアによれば、その運転者は頭部にウェアラブルカメラを装着して録画していたとのこと。他の車は走っておらず、見通しのいい道路をスムーズに進む場面から、動画は始まる。
道路の右端に何かが転がっているのを見つけた彼は、「巨大な動物」が路肩の白線の上にいると言い、スピードを落としてよく見る。そして、死体の異様な姿に驚いたのだろう、沈黙し、車を止め、カメラをズームアップする。下にあるのが、Xで拡散されているその動画だ。
Curioso vídeo donde se aprecia a un extraño ser ya en estado de putrefacción. Parece un lobo, pero, ¿Podría haber lobos en zonas tropicales?
El hecho ocurrió en Brasil.
Se desconoce la fecha exacta. pic.twitter.com/SkzaZFOzFw— Julio. (@UfologoJulio) July 23, 2024
巨大な獣の死体は、大量の血の中に横たわっている。開いた口からは鋭い牙が見えている。頭部には真っ黒いたてがみがあるようだ。死因は分からないが、状況から見て、他の車にひかれたのだろうと報じられている。
地元の人は、「これはオオカミに似ているが、(ブラジルのような)熱帯地域にオオカミがいるなんてことがあるのだろうか?」と疑い、ラテンアメリカに言い伝えられる謎の動物「チュパカブラ(Chupacabra)」かもしれないと考えているそうだ。
未確認動物チュパカブラ
Wikipediaによれば、チュパカブラとされる動物は1995年に初めてプエルトリコで目撃され、チリやメキシコ、アルゼンチンなどの南米各地、さらにはアメリカにまで目撃例があるとのこと。
だが実在することは証明されておらず、これまでにあがっている証拠(毛や骨、写真、ビデオ等)の一部は明らかな偽物と分かっている。また、目撃例の中で正体が特定できたものの大半は、皮膚病を患ったコヨーテだったと判明している。
報告されたチュパカブラの姿は時間とともに変化し、初期には二足歩行をし背中にトゲが生えているという報告が多かったが、1990年代後半ごろからは、四足歩行をするイヌのような描写が増加している。(了)
出典元:New York Post:Mystery beast found dead sparks ‘chupacabra’ theories(7/25)
出典元:Need To Know:Mythical ‘chupacabra’ lying dead on roadside found by shocked driver(7/25)
出典元:Wikipedia/チュパカブラ