Instagram/yves_adams

南大西洋の島で、体が真っ黒な珍しいペンギンが発見され、その貴重な姿が動画で撮影された。

サウスジョージア島で目撃

そのペンギンの撮影に成功したのは、写真家の男性、Yves Adamsさんだ。

彼は今月、南大西洋に浮かぶサウスジョージア島に上陸。その際、仲間から珍しい王様ペンギンの存在を知らされたという。

その後、Adamsさんは教えられた場所へ向かい、ペンギンのコロニーに到着。その中に全身が真っ黒なペンギンがいるのを見つけ、撮影することに成功した。（下の投稿では、矢印をめくっていくと、最後に動画がある）

 

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原因は「メラニズム」

通常、王様ペンギンはお腹が白く、首の周りも黄色いのだが、このペンギンは全てが黒かったという。

原因は、遺伝子変異により、メラニン色素が過剰に生産され、羽が黒くなる「メラニズム」と考えられている。

しかも全身が黒いペンギンは非常に稀であるため、ほとんど研究なども進められていないそうだ。

またこのような遺伝子変異を起こした動物は、仲間から警戒されることもあるが、この黒いペンギンは群れに完全に受け入れられていたという。

ちなみに皇帝ペンギンが南極大陸の沿岸部に生息しているのに対し、王様ペンギンは南極から北にある、フォークランド諸島やサウスジョージア島などに生息しているという。（了）

出典元：MailOnline：Ultra rare all BLACK penguin is spotted on South Georgia Island: Stunning bird is almost completely covered in dark feathers because of a genetic mutation(11/19)