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暖冬のヨーロッパ、アルプスのスキー場も雪がまばら

暖冬のヨーロッパ、アルプスのスキー場も雪がまばら
Twitter/Johanns (Alpen)weer

ヨーロッパでは暖冬が続いており、アルプスの多くの山も雪の少ない状況が続いているという。

 

スイスで平均気温18.1℃を記録

 

現在、フランスからポーランドにかけて、多くのヨーロッパの国々では冬としては暖かい気温が続いており、半袖で過ごせる国もあるという。

 

ポーランドの気温はここ数日間、2桁台が続き、10℃を越えているそうだ。

 

スイスの気象予報局も、今季最も高い気温を観測しており、フランスとの国境に近いジュラ山脈にある街、ドレモンの気象台は、元旦に1日の平均気温18.1℃を記録。

 

このためヨーロッパのスキーのメッカと呼ばれる、オーストリアのInnsbruckや、スイスのVillars-Sur-OllonやCrans-Montana、ドイツのLenggriesのようなスキー場も雪が少なく、草や岩、地面などが露出しているという。

 

Twitter/Johanns (Alpen)weer
Twitter/Johanns (Alpen)weer

標高の低いエリアで雪不足

 

実は昨年も、フランスとスイスでは暖かい気温を記録しており、フランスではクリスマス当日の平均気温が11.3℃となり、1997年に続き2番目に暖かいクリスマスだった。

 

フランスの気象局によれば今年は、南アルプスと北アルプスの標高2200mを越える斜面では、通常に近い降雪があったという。

 

しかし北アルプスやピレネー山脈の標高の低い地域では、雪が著しく不足しているそうだ。このためスキー場の運営者にとって、悩みの種になっているとか。

 

科学者は、この異常に高い気温を気候変動と結び付けて考えており、政府や人々が二酸化炭素排出量を大幅に削減しない限り、極端な気象現象がより頻繁に、より激しく、より長く続くと警鐘を鳴らしている。(了)

 

出典元:BBC:Snow shortage in the Alps amid abnormally high temperatures(1/2)

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