イタリアでサーカスからライオンが脱走、数時間も街を徘徊
イタリアの海辺の町で、サーカスから逃げ出したライオンの姿が目撃され、その後捕獲された。
住民に自宅に留まるよう指示
そのライオンが目撃されたのは、ローマ近郊にあるLadispoli市とされている。
11月11日、サーカスから逃げ出したライオンが町を徘徊する様子が目撃され、住民には自宅に留まるよう指示が出されたという。
その後、警察とサーカスの職員が捕獲に乗り出し、警報が出されてから5時間後、ライオンは鎮静剤を打たれて、捕獲されたそうだ。
Welcome to Ladispoli pic.twitter.com/VHmKTn9hSA
— Esercito di Cruciani (@EsercitoCrucian) November 11, 2023
A Ladispoli tutti chiusi dentro casa.
In pratica quando c’era il lockdown sarebbe bastato mettere un leone in giro.
Anzi uscite che semo troppi #piuleonimenopersone pic.twitter.com/oDRzLzlwA5
— MR ESTINZIONE (@MrESTINZIONE) November 11, 2023
#BREAKING | Another Footage of a lion wanders the streets of Ladispoli, Rome, Italy pic.twitter.com/noxEffjB6O
— Breaking news 24/7 (@aliifil1) November 11, 2023
Il #leone che scappa e passeggia per #Ladispoli non ha colpe. Le colpe sono le vostre che pagate un biglietto per vedere un #circo.
Siete voi coi vostri soldi che decidete cosa tenere aperto e cosa far fallire… pic.twitter.com/cRfvzkZUxq— Giorgio La Porta (@Giorgiolaporta) November 11, 2023
なぜ逃げ出せたのかは不明
このライオンの名前は「キンバ」といい、「ロニー・ローラー・サーカス」で飼育されていたという。
サーカスの責任者であるロニー・バサロ氏は、ライオンが逃走する1時間前に檻をチェックしたが、問題はなく、現在もなぜ逃げ出すことができたのか分かっていないそうだ。
8歳になる「キンバ」は鎮静剤を打たれたが、その後すぐに目覚めたらしく、獣医師らによる検査の結果、問題ないことが確認された。
しかし動物愛護団体などは、サーカスで野生動物を飼育することに反対しており、このサーカス団も非難しているという。
ヨーロッパでは、20カ国以上がサーカスでの動物の使用を禁止、または厳しく制限しているが、イタリアはまだその中には入っていない。
サーカスで動物を制限する法案は今年起草されたが、審議が2024年に延期されたそうだ。イタリア全土のサーカスには、2000頭弱の動物が収容されていると推定されている。(了)
出典元:The Guardian:Lion wanders streets of Italian town after escaping from circus(11/12)