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イタリアでサーカスからライオンが脱走、数時間も街を徘徊

イタリアでサーカスからライオンが脱走、数時間も街を徘徊
X_Esercito di Cruciani

イタリアの海辺の町で、サーカスから逃げ出したライオンの姿が目撃され、その後捕獲された。

 

住民に自宅に留まるよう指示

 

そのライオンが目撃されたのは、ローマ近郊にあるLadispoli市とされている。

 

11月11日、サーカスから逃げ出したライオンが町を徘徊する様子が目撃され、住民には自宅に留まるよう指示が出されたという。

 

その後、警察とサーカスの職員が捕獲に乗り出し、警報が出されてから5時間後、ライオンは鎮静剤を打たれて、捕獲されたそうだ。

 

なぜ逃げ出せたのかは不明

 

このライオンの名前は「キンバ」といい、「ロニー・ローラー・サーカス」で飼育されていたという。

 

サーカスの責任者であるロニー・バサロ氏は、ライオンが逃走する1時間前に檻をチェックしたが、問題はなく、現在もなぜ逃げ出すことができたのか分かっていないそうだ。

 

8歳になる「キンバ」は鎮静剤を打たれたが、その後すぐに目覚めたらしく、獣医師らによる検査の結果、問題ないことが確認された。

 

しかし動物愛護団体などは、サーカスで野生動物を飼育することに反対しており、このサーカス団も非難しているという。

 

ヨーロッパでは、20カ国以上がサーカスでの動物の使用を禁止、または厳しく制限しているが、イタリアはまだその中には入っていない。

 

サーカスで動物を制限する法案は今年起草されたが、審議が2024年に延期されたそうだ。イタリア全土のサーカスには、2000頭弱の動物が収容されていると推定されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Lion wanders streets of Italian town after escaping from circus(11/12)

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