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オミクロン株の亜種「BA.2」の家庭内での感染状況とは?:デンマーク研究

オミクロン株の亜種「BA.2」の家庭内での感染状況とは?:デンマーク研究
flickr_NIAID

デンマークで、オミクロン株の亜種「BA.1」と「BA.2」の家庭内での感染状況に関する研究が行われ、その結果が発表されている。しかしまだこの研究結果は、査読を受けていない。

 

「BA.2」に急速に置き換わりつつある

 

この研究を行ったのは、コペンハーゲン大学の研究者たちだ。

 

そもそもデンマークでは、オミクロン株の亜種「BA.2」が「BA.1」に急速に置き換わりつつあるという。

 

そこで研究者たちは、デンマークの戸籍からデータを収集。個人識別番号ですべての個人と世帯を結びつけ、2021年12月から2022年1月(上旬)までの家庭内での感染状況を調べた。

 

調べる上で、「BA.1」または「BA.2」で最初に陽性となった世帯内の個人を1次感染者、彼らから家庭内で感染した人を2次感染者とし、ワクチンの有無についても関連付けた。

 

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「BA.2」は2次感染率がわずかに高い

 

この結果、8541人に「オミクロン株」の陽性が確認され、このうち「BA.2」が2122人、「BA.1」は6419人となった。

 

さらに研究者たちが、2122人の世帯における「BA.2」の広がりを調べた結果、4587人の家族のうち1792人が7日以内に陽性となり、2次感染者になったという。この2次感染率は39%となった。

 

一方、6419人の世帯で確認された「BA.1」では、1万3358人の家族のうち3910人が2次感染しており、2次感染率は29%になったそうだ。

 

この2つのグループとも、年齢、性別、世帯規模、ワクチン接種状況はほぼ同だったという。

 

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「BA.2」はワクチン回避の傾向か

 

今回の調査では、同居していた家族(潜在的2次感染者)の84%が最初の1週間以内に1回、60%は2回検査を受けている。「BA.2」では初日の2次感染率が8%であったのに対し、「BA.1」の2次感染率は6%だったそうだ。

 

また予想通り、ブースターワクチンを接種した人が最も2次感染者になりにくく、次に2回のワクチン接種者、そしてワクチン未接種者の順となった。

 

1次感染者がブースターワクチンを接種していた場合,「BA.1」「BA.2」ともに2次感染者への感染性は低いことが示されたそうだ。

 

ただし1次感染者が「BA.2」に感染した世帯では,ワクチン接種の有無にかかわらず,全個人に対して2次感染への感受性の上昇がみられたという。

 

研究者たちは、「BA.2」が「BA.1」に比べて、ワクチン接種者における感受性が相対的に高いことを指摘しており、このことは「BA.2」における免疫回避の特性が広範囲に及ぶことを示しているという。(了)

 

※冒頭でも申し上げたが、この研究はまだ査読を受けていない。そのため数値や結果など変更が加えられる可能性がある。

 

出典元:News Medical:BA.2 sublineage of Omicron shows increased immune evasion and transmission(1/31)

出典元:Medrxiv:Transmission of SARS-CoV-2 Omicron VOC subvariants BA.1 and BA.2: Evidence from Danish Households(1/30)

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