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「NATOを攻撃するなんて、馬鹿げている」ロシアのプーチン大統領が発言

「NATOを攻撃するなんて、馬鹿げている」ロシアのプーチン大統領が発言
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ロシアのプーチン大統領は6月5日、海外メディアの取材に応じ、NATOを攻撃する気はないと強い言葉で否定した。

 

強い口調で否定

 

プーチン大統領は5日、ロシア国有のガス会社「ガスプロム」の本社において、海外メディアの記者から質問を受けたという。

 

AFP通信の記者は、会場にロシア帝国とソ連の国旗が掲げられていることを質問。その際プーチン大統領は「帝国主義的野心を探す必要はない。そんなものはない」と答えたそうだ。

 

またロシアがNATOを攻撃するつもりなのか、との質問に対し「彼ら(西側諸国)は、ロシアがNATOを攻撃したい、と思いついた。正気を失ったのか?頭がおかしいのか?誰がこんなことをでっち上げたのか?全くナンセンスだ、でたらめだ」と述べたという。

 

ロシアの兵器を他国に供給する可能性

 

ただプーチン大統領は記者会見で、西側諸国がウクライナに長距離兵器を供給したことを批判。ロシア政府も、西側諸国をターゲットにするために、同様の兵器を他国に供給することで報復する可能性があると述べた。

 

その後、アメリカのバイデン大統領もこの発言を受け、ウクライナがアメリカ製の武器を使う際、ロシア国境付近の標的にだけ発射するよう制限されていると指摘。「我々は、モスクワやクレムリンを攻撃するために、ウクライナに武器を与えると、言っているわけではない」と述べたという。

 

フランスが戦闘機や訓練を提供

 

一方、フランスのマクロン大統領は6月6日、自国の戦闘機「ミラージュ2000」をウクライナに供与し、パイロットを訓練すると発表した。

 

マクロン大統領によれば、パイロットの訓練はフランスで行い、それは通常5~6カ月かかるという。

 

またマクロン大統領は、ウクライナ軍兵士4500人からなる旅団全体に、装備と訓練を提供すると明らかにした。

 

もっとも、どのような形で訓練を行うのかは明らかにしていない。ただ以前、マクロン大統領はフランス軍の教官をウクライナに派遣する可能性について言及していた。

 

今回の訓練などについては、他の西側の同盟国と協力し、決定すると述べており、このような動きは「エスカレート」には当たらないと強調したという。(了)

 

出典元:Kyiv Post:‘It’s Nonsense, It’s Bollocks’ – Putin Denies Imperial Ambitions, Dismisses NATO Attack Claims(6/6)

出典元:The Guardian:Ukraine war briefing: France to send Mirage fighter jets and train pilots(6/7)

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