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世界の指導者がウクライナの首都に集結、ゼレンスキー大統領と会談

世界の指導者がウクライナの首都に集結、ゼレンスキー大統領と会談
X_Anton Gerashchenko

ロシアによる侵攻から3周年となる2月24日、世界各国のリーダーがウクライナの首都に集結した。

 

各国首脳らが列車でキーウに到着

 

ウクライナの首都・キーウには24日、北欧・バルト諸国の8カ国のリーダーやカナダのトルドー首相、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長など、13人が列車で続々到着したという。

 

その後、ゼレンスキー大統領と会議が行われ、24人もオンラインで参加し、ウクライナとの連帯の姿勢を示した。

 

また少なくとも7カ国が、ウクライナへの新たな経済・軍事支援を発表し、フォン・デア・ライエン委員長も35億ユーロ(約5500億円)の支援を約束したという。

 

戦争が「今週」にも終わる可能性

 

アメリカとロシアの交渉担当者は、先週サウジアラビアの首都・リヤドで会合を行ったが、近々第2ラウンドの停戦協議が行われる予定で、ホワイトハウスは戦争が「今週」にも終わる可能性があると述べているそうだ。

 

そして停戦協議では、現在ロシアが占領しているウクライナの領土をそのまま認め、プーチン大統領の要求をアメリカ側がそのまま飲むのではないか、と懸念されている。

 

またトランプ政権は、ヨ-ロッパにさらなる支出を求め、ウクライナへの武器供与を停止すると示唆しており、これまで支援した金額まで取り戻そうとしている。

 

EU各国が安全保障に資金を投入

 

今回の会談で、複数のEU首脳は自国の安全保障にもっと資金を投入する必要があると認め、アイルランドのミホル・マーティン首相も、ヨーロッパが「もっと行動し、もっと話す」必要があると述べたという。

 

ウクライナのEU加盟とNATO加盟への取り組みにも圧倒的な支持が寄せられ、フォン・デア・ライエン委員長は、現在のスピードと質で改革を続ければ、ウクライナが2030年になる前にEUに加盟できると述べた。

 

フィンランドのストゥブ大統領も「プーチン大統領はこの戦争に負けた。ウクライナはEUとNATOに加わることになるだろう」との見方を示したという。

 

カナダのトルドー首相は、戦争が終わり、ウクライナが勝利するまで、カナダの支援を再確認したそうだ。

 

24日、ゼレンスキー大統領と妻のオレーナ夫人、各国の首脳らはキーウ中心部にある、兵士と民間人を追悼する記念碑にろうそくを捧げたという。

 

その後、首脳たちはキーウにある独立の象徴、マイダン広場の階段で象徴的な集合写真を撮影した。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Zelenskyy hails ‘absolute heroism’ of Ukraine as world leaders visit Kyiv(2/24)

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