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ベネズエラの大統領を拉致する前、ロドリゲス副大統領がトランプ政権に協力を約束

ベネズエラの大統領を拉致する前、ロドリゲス副大統領がトランプ政権に協力を約束
X_El Electoral Colombia

今月初め、アメリカ軍がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拉致したが、その前に当時の副大統領らが、トランプ政権に協力すると約束していたと報じられている。

 

昨年の秋から米政府と連絡

 

イギリスの「ガーディアン」紙によれば、この事件が起きる前、当時ベネズエラの副大統領だったデルシー・ロドリゲス氏(現在は暫定大統領)と、彼女の兄で国会議長であるホルヘ・ロドリゲス氏は、仲介者を通じてアメリカとカタールの当局者に、「マドゥロ大統領の退陣を歓迎する」と秘密裏に伝えていたという。

 

ロドリゲス副大統領とアメリカの政府関係者との連絡は昨年の秋に始まり、11月下旬にトランプ大統領とマドゥロ大統領が電話会談を行った後も、継続されていたそうだ。

 

この電話会談で、トランプ大統領はマドゥロ大統領に対し、ベネズエラから立ち去るよう要求したが、マドゥロ大統領はこの要求を拒否したと言われている。

 

「マドゥロは去るべき」

 

ロドリゲス氏は、マドゥロ大統領の退陣後、トランプ政権に協力することを約束しており、12月までにアメリカ政府に対し、「準備が整った」と伝えていたという。

 

またロドリゲス氏は「マドゥロは去る必要がある」と語り、「その後の状況がどうであれ、私が対応する」と伝えていたそうだ。

 

アメリカのルビオ国務長官(国家安全保障問題担当大統領補佐官)は当初、ベネズエラ政権側との協力に懐疑的だったが、デルシー・ロドリゲス氏との約束こそが、マドゥロ政権崩壊後の混乱を防ぐ最善の方法だと信じるようになったという。

 

ベネズエラの内務大臣も米政府と連絡

 

「ロイター通信」は1月18日、ベネズエラの警察と治安部隊を統括する内務大臣、Diosdado Cabello氏が、マドゥロ拉致作戦の数カ月前にアメリカと協議していたと報じている。

 

またトランプ大統領も、拉致作戦の数時間後には、ニューヨーク・ポスト紙に対し、デルシー・ロドリゲス氏が同意しているとし、「彼女とは何度も話をしたが、彼女は理解している。本当に理解している」と語っていたという。

 

ただしロドリゲス氏は、マドゥロ政権「崩壊後」にアメリカと協力すると約束したものの、アメリカ軍がマドゥロ大統領を引き摺り下ろすこと、つまり拉致作戦を積極的に支援することには同意しなかったとの見方も出ている。

 

ある関係筋は、これはロドリゲス家がマドゥロ政権に対して仕組んだクーデターではない、と主張しているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Venezuela’s Delcy Rodríguez assured US of cooperation before Maduro’s capture(1/22)

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