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高市首相は極右を越えた超右翼、英有力紙が報道

高市首相は極右を越えた超右翼、英有力紙が報道
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イギリスの有力紙が、日本の高市首相について報道し、極めて異例な言葉で表現した。

 

イギリスの有力紙「ガーディアン」

 

国際的にも評価の高いイギリスの有力紙「ガーディアン」は2月6日、日本の衆議院選挙を伝える記事で、自民党の高市早苗首相(64)を「超右翼」、正確には「ウルトラ保守(ultra-conservative)」と表現した。

 

記事では、昨年10月の自民党の総裁選で、小泉進次郎氏の勝利が予想されていたが、「超保守派(ultra-conservative)のライバルである高市早苗氏を、日本初の女性首相に据えた」と伝えている。

 

また記事は、「高市首相が日本のフェミニズムやZ世代の志に、賛同するとは到底言えない」と報じ、女性皇族が「天皇」となることに反対し、夫婦はほとんどの場合、夫の姓を名乗るべきだと主張し、夫婦別姓にも反対していることを指摘している。

 

そして高市首相が、「台湾の将来をめぐって中国政府との対立を引き起こし、大規模な減税を約束して債券市場を動揺させ、統一教会との関係をめぐって新たな批判に直面した」と報じた。

 

右翼や左翼、保守やリベラルとは?

 

そもそも「保守(=右翼)」とは、秩序や伝統的な価値観を重んじる考え方で、国家を重視し、個人の自由や人権、平等といった概念を軽視する傾向にある。右翼の代表的な例として、ドイツのナチズムやイタリアのファシズムなどが挙げられる。

 

日本でも太平洋戦争中、右翼が台頭し、人々を煽り、戦争へと駆り立てた。当時の軍国主義政権は、「国家総動員法」を成立させ、国民の生活を戦争のために犠牲にし、「戦争反対」を唱えたり、政権を批判したりする人々を徹底的に弾圧した。

 

一方、「リベラル(=左翼)」とは、自由や人権、平等といった概念を重んじ、国家よりも個人の権利を尊重する考え方だ。また多様な背景を持つ人々が1人でも多く、より良い暮らしができるよう社会は進歩するべきと考えることから、「進歩派」とも呼ばれている。

 

「極右」をも凌ぐ「ultra」

 

右翼の中でも極端に過激な思想を「極右(far-right)」と呼ぶが、今回「ガーディアン」紙は、高市首相を「ultra」という言葉で表現した。

 

これは、今までにない表現であり、高市首相が「極右」をも凌ぐ、過激な思想の持ち主であることを示唆している。

 

実際、高市氏は1995年、駐米大使の戦争への反省発言について言及し、「少なくとも私自身は、当事者とは言えない世代ですから、(戦争の)反省なんかしておりませんし、反省を求められるいわれもないと思っております」と発言。日本の戦争責任を否定するような歴史認識を示した。

 

また2016年の安倍政権時、総務大臣を務めていた高市氏は、「政治的に公平」を求める放送法の違反を繰り返した場合、電波法76条に基づき、テレビ局に電波停止を命じると発言。これにより政権に批判的な番組のキャスターも次々と降板させられ、現在ではほとんどのメディアが本来の役割、権力を監視する機能を完全に失っている。

 

CNNなどは、高市氏が超国家主義団体「日本会議」の主要メンバー(国会議員懇談会)であり、愛国教育を支持し、戦争放棄を定めた第9条を含む日本の平和憲法の改正を主張してきたと報じている。(了)

 

出典元:The Guardian:‘Sana-mania’ grips Japan as ultra-conservative Takaichi expected to secure election landslide(2/6)

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