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イランの新たな最高指導者にモジタバ・ハメネイ師、米兵7人目が死亡

イランの新たな最高指導者にモジタバ・ハメネイ師、米兵7人目が死亡
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イランの新しい最高指導者が選ばれ、アメリカ政府は反発している

 

イラン専門家会議により選出

 

3月9日の早朝、イランの国営メディアは、アヤトラ・アリ・ハメネイ師の次男であるモジタバ・ハメネイ師(56)が、新しい最高指導者に任命されたと報じた。

 

モジタバ・ハメネイ師は、最高指導者選出を担う、高位聖職者88名からなるイラン専門家会議によって選出されたという。

 

モジタバ・ハメネイ師はイランの革命防衛隊と密接な関係を持つ中堅の聖職者であり、父親は2月28日にアメリカとイスラエルの攻撃で殺害された。

 

ただモジタバ・ハメネイ師は、これまでイラン政府内で正式に高官の職に就いたことはなく、公の場にもほとんど姿を現さなかったと言われている。

 

アメリカのトランプ大統領は、モジタバ・ハメネイ師について、「私には受け入れられない」と非難。「イランが我々の承認を得なければ、次期最高指導者は長くは続かないだろう」と語ったという。

 

7人目の米兵の戦死者

 

アメリカ中央軍は3月8日、イランによる報復攻撃で負傷していたアメリカ兵が死亡したと明らかにした。

 

その兵士は3月1日、イランによるサウジアラビアへの報復攻撃で、重傷を負っていたという。

 

これにより、イランとの戦争におけるアメリカ軍兵士の戦死者は7人となった。新たな戦死者の身元は、近親者に通知されてから24時間後まで公表されないそうだ。

 

テヘラン周辺の5つの石油施設を攻撃

 

アメリカ軍とイスラエル軍は3月8日も、イランを攻撃し続けており、夜間にはテヘラン周辺の5つの石油施設が攻撃された。

 

 

イラン側は「火災が鎮圧された」としながらも、外務省の報道官は、エネルギーインフラ施設への空爆は、紛争の「危険な新たな局面」を象徴し、戦争犯罪に相当すると非難した。

 

イスラエル軍は、これまで軍事目標または「テロ」目標を攻撃していると主張しているものの、攻撃で多くの民間人が死亡している。

 

イランの保健省は、戦争開始以来、アメリカとイスラエルによる空爆で200人の子供と約200人の女性が死亡し、重要な医療インフラが損なわれたと明らかにした。

 

一方、イラン側も報復攻撃を続けており、3月8日にはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、バーレーン、クウェートが攻撃を受けたと報告している。

 

バーレーンでは、イランの攻撃により淡水化プラントが被害を受け、サウジアラビアのAl-Kharj市では、住宅地に飛翔体が落下し、インドとバングラデシュ国籍の2人が死亡、12人が負傷したという。

 

イラン革命防衛隊は3月8日、サウジアラビアのAl-Kharj市を含む複数の場所のレーダーシステムを標的にしたと主張している。

 

またイスラエル軍はレバノンも攻撃しており、レバノンの保健省は3月8日、過去1週間に及ぶ空爆で死者数が394人になり、女性や子供も多数含まれていると明らかにした。

 

フランスとイランの大統領が会談

 

フランスのマクロン大統領は3月8日、イランのペゼシュキアン大統領と会談し、イランに対し、中東諸国への攻撃を停止し、ホルムズ海峡の封鎖を解除するよう求めたという。

 

一方、スイスのMartin Pfister国防相は、アメリカ軍とイスラエル軍によるイランへの攻撃が、「国際法に違反している」との認識を示した。

 

イランとの戦争が泥沼化するとの懸念が広がる中、ついに原油価格が1バレル100ドルを突破。国際指標のブレント原油は、アジア太平洋市場で週明けの取引開始に伴い、12.2%上昇し、1バレル104.05ドルとなった。

 

これは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来の高値となる。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Mojtaba Khamenei chosen as Iran’s new supreme leader(3/8)

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