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ボーイング社がウクライナへ射程150kmの誘導弾を提供すると提案、米国防総省が検討

ボーイング社がウクライナへ射程150kmの誘導弾を提供すると提案、米国防総省が検討
Twitter/Saab Finland

アメリカのボーイング社が、ウクライナへ小型精密誘導弾を提供すると提案しており、現在米国防総省が検討しているという。

 

射程距離は150km

 

ボーイング社が提案している誘導弾とは、「地上発射型小口径爆弾:Ground-Launched Small Diameter Bomb (GLSDB)」と呼ばれるシステムだ。

 

これは、GBU-39小口径爆弾(SDB)とM26ロケットモーター(ロケット弾)を組み合わせたもので、射程は射程94マイル(150km)。

 

小型で折りたたみ式の翼を持ち、航空機から投下すれば100km以上滑空し、直径3フィート(約91cm)ほどの小さな目標にも命中させることができるという。

 

ボーング社はこれをウクライナへ提供することを米政府に提案しており、現在国防総省が検討しているそうだ。

 

届かなかった目標を攻撃できる

 

ウクライナはこれまで、射程297kmの「Atacmsミサイル」を求めていたが、アメリカ政府はその要望を拒否してきた。

 

しかし、もしこのロケットシステムの供与が認められれば、ウクライナ軍はこれまで届かなかった軍事目標を攻撃でき、ロシアの後方地域を混乱させて反撃を継続することができる。

 

「GLSDB」はスウェーデンの航空宇宙企業「Saab AB」社とボーイング社が共同で製造し、2019年から開発が進められてきたという。

 

またこれらの在庫も、アメリカには豊富にあると言われている。

 

ウクライナは戦争が長引くにつれ、より高性能な兵器の必要性に直面しており、もし提案が認められれば、早ければ2023年春に納入される可能性があるそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine braced for new Russian missile strikes targeting power grid as sporadic shelling of cities continues – as it happened(11/28)

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