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長崎市長を表敬訪問した仏国会議員、不適切だと炎上「サーモン寿司の仮装」

長崎市長を表敬訪問した仏国会議員、不適切だと炎上「サーモン寿司の仮装」
ErsiliaSoudais/Twitter

8月9日、78年前に原爆が投下された長崎では、「平和祈念式典」が開催された。今年は台風6号の影響で、平和公園ではなく屋内の出島メッセ長崎に変更。さらに、主催者である市関係者のみが出席となる縮小開催となった。

 

出席予定者の中には、県知事や市長を表敬訪問する海外要人もいたのだが、その中のひとりが不適切だと自国で炎上してしまっている。

 

県知事や市長を表敬訪問した海外要人たち

 

式典に出席予定だったリカルド・ロハス駐日チリ大使は、日にちをずらして長崎県知事や長崎市長を表敬訪問した。

 

 

同じく表敬訪問したのが、フランスの国会議員であるエルシリア・スデ氏(35)だが、残念なことに彼女は自国で炎上する結果となってしまった。

 

 

#長崎原爆記念日のこの日、私はこの街にいます。 台風の影響で予定通り式典には出席できませんでしたが、光栄なことに市長にお会いすることができました。 私たちは平和と友情について話し合いました。

 

なぜ彼女は炎上してしまったのだろうか。

 

不適切な服装で炎上

 

彼女が炎上してしまったのは、その華やかな服装が原因だ。確かに、平和祈念式典に出席する代わりというよりも、バカンスに行くような可愛らしいワンピースだ。

 

現在は、リプライできる範囲が限定されてしまっているが、誰でもできる引用投稿には「服(泣き顔の絵文字)」「国のお金を使って休暇を過ごす口実を作ったのですね」「公式な外交に田舎のピクニックに行くような服装が適切になったのは、いつからでしょうか? (中略)ファッションの国フランスにふさわしくありません」「彼女はサーモン寿司の仮装をすることで、日本国民からの歓迎にふさわしい自分を証明したかっただけなのです」など、皮肉たっぷりの批判の声が数多く寄せられている。

 

原水爆禁止2023年世界大会でスピーチ

 

8月6日、スデ氏はノーベル平和賞を受賞した被爆者、節子サーロー氏も出席した原水爆禁止2023年世界大会に登壇し、スピーチを行っている。この時は、丈は短いが黒のワンピースを着用している。

 

 

その中でスデ氏は、広島出身の被爆者から日本語を教わっていたことがあり、その時に聞いた原爆投下の話にぞっとしたことや、「大国は、歴史の暗い側面に目を背けずにその結果を直視する義務があります」とスピーチした。

 

 

色々な思いを持って広島や長崎を訪れてくれたようだが、服装選びを間違えたためにフランス国民から批判を浴びる結果になってしまったようだ。(了)

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