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デンマークとオランダが、ウクライナへ「F-16」の供与を発表、年明けにも輸送を開始

デンマークとオランダが、ウクライナへ「F-16」の供与を発表、年明けにも輸送を開始
X_@ZelenskyyUa

デンマークとオランダが、ウクライナへ戦闘機「F-16」を供与すると表明した。

 

デンマークは19機の供与を表明

 

デンマークのMette Frederiksen首相は8月20日の午後、提供される「F-16」戦闘機は合計19機で、最初の6機は年明けにウクライナに輸送される予定だと述べたという。

 

また8機が2024年中に供与され、さらに5機が2025年にウクライナへ提供される予定だと述べた。

 

Frederiksen首相は、デンマークのSkrydstrup空軍基地を訪れたウクライナのゼレンスキー大統領との共同記者会見で、次のように述べた。

 

「私たちは、あなた方の自由が私たちの自由であることを知っています。我々は、あなた方がより多くの武器を必要としていることも知っています。だからこそ、私たちは19機のF-16戦闘機を提供することを発表するのです」

 

一方、オランダのMark Rutte首相も、ウクライナへの「F-16」の供与を発表。オランダは42機のF-16を保有しているが、その全てを提供するかどうかはまだ決めていないという。

 

パイロットの訓練開始について会談

 

アメリカは先日、パイロットの訓練が終了すれば、第3国を通じてウクライナへ「F-16」が供与されることを承認すると発表していた。

 

このためウクライナのゼレンスキー大統領は、今回デンマークを訪問し、「F-16」戦闘機を視察。またパイロットの訓練開始について話し合ったそうだ。

 

Skrydstrup空軍基地に降り立ったセレンスキー大統領は、デンマークのFrederiksen首相やLars Løkke Rasmussen外相、Jakob Ellemann-Jensen国防相らに出迎えられたという。

 

ロシアのミサイル攻撃で7人が死亡

 

一方、ウクライナ北部の都市、チェルニーヒウでは8月19日、ロシア軍によるミサイル攻撃が行われ、市内の劇場とその周辺が被害を受けたという。

 

この攻撃により、6歳の少女ら7人が死亡。子供15人を含む144人が負傷し、そのうち25人が入院したそうだ。

 

またウクライナ軍によるロシア側へのドローン攻撃も行われ、20日にはロシア西部のクルスク州にある鉄道の駅に被害が及んだという。

 

予備的な段階の情報では、駅舎の屋根にドローンが墜落し、その後屋根から出火。ガラスの破片で5人が軽傷を負ったそうだ。

 

さらにウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州でも20日、2度に渡るドローン攻撃が行われたが、いずれも阻止したと、ロシア国防省が主張している。(了)

 

出典元:The Guardian:Netherlands and Denmark to supply F-16 fighter jets to Ukraine, Dutch PM says – as it happened(8/20)

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