シベリアの永久凍土の中から、非常に保存状態の良いマンモスの子供を発掘
ロシアの研究者らにより、シベリアの永久凍土から、凍ったマンモスの子供の死骸が発掘された。
並外れた保存状態に皆が驚く
その死骸が発見されたのは今年の夏、場所はサハ共和国にある、バタガイカ研究ステーション付近の、川の近くだという。
このマンモスの子供はメスで、約5万年前に生息していたと考えられ、永久凍土に閉じ込められていたため、非常に保存状態が良かったそうだ。
首都・ヤクーツクにある北東連邦大学(North-Eastern Federal University)のAnatoly Nikolayev学長も、「マンモスの並外れた保存状態に皆が驚きました」と述べており、その後、マンモスの子供は同大学で展示されたという。
🦣 Russian scientists on Monday showed off the remarkably well-preserved remains of a baby mammoth found in Siberia over the summer.
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— The Moscow Times (@MoscowTimes) December 23, 2024
Scientists believe Yana is likely the most well-preserved mammoth discovered to date. The fact that its head and trunk had survived is particularly unusual, they say.https://t.co/PrEpvisR3d pic.twitter.com/NQXNUOwgN6
— DW News (@dwnews) December 24, 2024
推定年齢は「1歳かそれ以上」
マンモスの子供の推定年齢は、「1歳かそれ以上」とされ、今後死亡時の正確な年齢を割り出すための調査が行われる予定となっている。
マンモスの死骸の重さは180kg、高さは120cm、体長は200cmになるという。
またこの子供は、発見された流域の川にちなんで「Yana」と名付けられたそうだ。
これまでマンモスの完全な死骸はロシアで5体、カナダで1体しか発見されておらず、今回の子供で7体目となる。(了)
出典元:The Guardian:Baby mammoth in Russia is the ‘best-preserved’ ever found(11/23)