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アメリカの湖でゼラチン状の謎の塊を発見、その正体とは?

アメリカの湖でゼラチン状の謎の塊を発見、その正体とは?
Facebook/U.S. Fish and Wildlife Service

アメリカの湖で、ぶよぶよした謎の塊が見つかり、人々を困惑させているという。

 

ミシガン州の湖で多く発見

 

その塊が見つかったのは8月初め、場所はミシガン州のヒューロン湖とされている。

 

この湖では、「グミ」や「カエルの卵の山」、「突然変異した脳」のような、ゼラチン状の塊が多く発見されたという。

 

そしてアメリカの魚類野生生物局は、その写真をフェイスブックに投稿し、人々に心配する必要はないと述べた。

 

Facebook/U.S. Fish and Wildlife Service

数千もの個体が集まった群体

 

このぶよぶよした塊は、「ペクティナテラ・マグニフィカ(Pectinatella magnifica)」と呼ばれ、日本では「オオマリコケムシ」と呼ばれている。

 

「オオマリコケムシ」は群体で、数千もの小さな濾過摂食生物「zooids(個虫)」からなる無脊椎動物とされ、4億8000万年前から存在しているそうだ。

 

モントレーベイ水族館によると、この小さな個虫は幅4ミリメートル以下で、しばらく単独で浮遊した後、数千匹の個体からなるコロニーを形成するという。

 

コロニーは相互利益のために協力し始め、個体がそれぞれの役割を担う。魚類野生生物局は、次のように説明している。

 

「これらの古代の生物は、流れの緩やかな川や湖を漂いながらプランクトンを捕らえ、水を浄化することで淡水に命を吹き込んでいます。中には幅30センチ以上に成長するコロニーもあり、流れに合わせて優しく脈動しています」

 

コケムシは世界中の海水と淡水の両方に生息し、世界中で4000種以上が知られているという。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:Giant ‘mutant blobs’ found floating through US waterways. Officials have now worked out what they are(8/28)

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