中国企業が、新たなヒューマノイドロボット「IRON」を開発【動画】

中国の電気自動車(EV)メーカーが先日、新たなヒト型ロボットを開発し、お披露目した。
人間のようにスムースに歩く
そのメーカーとは、「Xpeng」社だ。この会社は11月5日、中国広州で開催されたイベントで、新たなヒューマノイドロボット「IRON」を発表した。
イベントでは「IRON」が舞台の上を、人間のようにスムースに歩き、観客たちを驚かせたという。
このロボットは、人間のような柔軟な背骨、関節、そして人工筋肉を備えており、従来よりも人間らしい動きを可能にしているそうだ。
しかも「Xpeng」社独自の人工知能(AI)ロボットアーキテクチャにより、視覚情報を解釈し、その情報を言語に翻訳することなく、物理的に反応することができるという。
Transcend the boundary between tradition and the future — and step into a new realm of possibility.
With its powerful intelligent core, XPENG Next-Gen IRON brings every imagination of future technology to life.$XPEV pic.twitter.com/QLD5WUMHHc— XPENG (@XPengMotors) November 6, 2025
Let this stand as the final proof: the robot that mastered the catwalk is built by a Chinese startup.
The journey continues, and we will advance, step by step.@XPengMotors pic.twitter.com/cv50lpHfAs
— Xiaopeng He (@xiaopenghexpeng) November 7, 2025
最も強力なAIチップを搭載
またこのロボットには、3つのカスタムAIチップが搭載され、それらを組み合わせて1秒間に、合計2250兆TOPSの演算能力を発揮するそうだ。
「Xpeng」社によると、このAIチップは、これまでに開発されたヒューマノイドロボットの中で最も強力なものの1つだという。
ちなみに、一部の最高級ノートPCに搭載されているIntelの「Core Ultra 200V」シリーズのプロセッサの演算能力は、わずか120TOPSとされている。
さらにこのロボットは、内部骨格とバイオニック筋肉構造を備えており、ユーザーはこれをカスタマイズでき、ロボットの外層も「フルカバー」の合成皮膚で作られているそうだ。
そしてプレゼンテーションの中では、ロボットの中に人間が入っていないことを証明するため、合成皮膚を切り取り、内部のロボットの骨格を明らかにした。
しかも「IRON」は、世界で初めて、全固体電池を搭載したヒューマノイドロボットでもあるという。
全固体電池は、従来のリチウムイオン電池に使用されている可燃性液体の代わりに、セラミックやポリマーを使用するため、より安全だとされている。(了)
出典元:Livescience:Watch: Chinese company’s new humanoid robot moves so smoothly, they had to cut it open to prove a person wasn’t hiding inside(11/7)

























