ガラパゴス諸島に生息するピンクイグアナ、赤ちゃんを初めて確認
南米エクアドルのガラパゴス諸島で、ピンクイグアナの赤ちゃんが科学者によって確認された。
絶滅の危機に瀕している種
ピンクイグアナとは、ガラパゴス諸島のイサベラ島にあるウルフ火山の斜面にのみ生息している種で、数十年前に初めて発見されたという。
しかしすでにこのイグアナは絶滅の危機に瀕しており、推定でわずか数百匹しか残っていないとされている。
そんな中、先日ピンクイグアナの幼生と、若い個体が発見されたそうだ。
ガラパゴス国立公園のダニー・ルエダ所長は、12月20日に声明を発表し、次のように述べている。
「この発見は重要な前進であり、ピンクイグアナを救うための今後の道筋を、私たちが特定できるようになります」
1986年に初めて発見される
体長47センチまで成長するピンクイグアナは、1986年に国立公園のレンジャーによって初めて発見されたという。
しかし、科学者たちは、このピンク色のイグアナが、島の他の種とは別の種であると認識するのに何十年もかかったそうだ。(2009年に正式に確認)
またピンクイグアナの幼生は緑色をしているが、大人になるに従い体の色がピンク色になると言われている。
ただピンクイグアナは、島の外来種、特にげっ歯類によってその生息が脅かされているという。(了)
Baby pink iguanas spotted for first time in Galapagos Islands https://t.co/B4FiVIbGNo pic.twitter.com/zl81fEsDxH
— BBC News (World) (@BBCWorld) December 21, 2022
出典元:REUTERS:Endangered pink iguana hatchlings seen for first time on Galapagos island(12/20)