パリに行ったらぜひ訪れたい、ちょっと怖くて不思議な博物館
冬がすぐそこまで訪れ、屋外での観光が少々辛く感じられる季節。それでもパリを訪れるという方は、定番の観光地を巡った後で少々風変りな博物館を訪れてみるのはいかがだろうか。
パリにあるそんな風変り、かつ少々不思議な博物館の数々を今回はご紹介したい。
1.カーニバル・アート美術館(The Musée des Arts Forains)
回転木馬に年季の入ったゲーム、おどろおどろしいオルガンの音色といった、古き時代の謎めいたカーニバルを存分に堪能できるのがこちらの「カーニバル・アート美術館」だ。
本美術館において観覧できる展示の多くは、大抵の人々が映画でしか目にしたことがないような既に失われたものばかりで興味深い。
2.手品博物館(Musée de la Magie)
おどろおどろしくも魅力的なこちらの「手品博物館」では、アンティークの小道具や古風なポスターなどを用いて手品の歴史を振り返っている。
入場の際に追加料金を支払えば、近隣の「ぜんまい式おもちゃ美術館」にも入場できる。併せて訪れてみてはどうだろうか。
3.ヴァンパイア博物館(Musée des Vampires)
ここ「ヴァンパイア博物館」では幽霊の存在を思わせるかのような美術品や薄気味悪いハロウィンの小道具、古いポスターや本などヴァンバイアに関する収蔵品の数々を鑑賞することが出来る。
パリの町の過保護とも思えるほど重厚な石造建築を思うと、太古から存在する吸血生物の存在もあながち嘘とは思えない―。そんな思いにさせてくれるのがここヴァンパイア博物館となっている。
4.カタコンベ(The Catacombs)
寒々とした地下の部屋に整然と積み重ねられているのは600万人にも及ぶパリ市民の骨だ。
18世紀後半、パリの墓地は生ける人々に健康的な害を及ぼす可能性があるとして少しずつ閉鎖されていき、時の権力者は亡骸を地下へ移動させるよう命じたという。それによってこのような恐ろしい光景が生まれたわけだ。(了)
出典元:The Local:Ten unusual Paris museums you should definitely visit(11/2)