スカイダイビングでパラシュートが飛行機に絡まり、高度4500mで宙吊りに

スカイダイビングで飛行機から飛び降りたはいいが、パラシュートが尾翼に引っかって降下できず、そのまま宙吊り状態になってしまうーーこんな恐ろしい動画が拡散されている。
予備パラシュートが開いてしまう
これはオーストラリア·クイーンズランド州の上空で起こった出来事。高度1万5000フィート(約4500m)を飛ぶ小型飛行機から飛び降りようとした男性スカイダイバーの、予備パラシュートがいきなり開いてしまった。
機体から身を乗り出したとき、腰のあたりにある予備パラシュートを開くハンドルが主翼のフラップに引っかかり、意図せずに作動したからだ。
その男性が宙に飛んだ直後、開いた予備パラシュートが飛行機の尾翼に絡まる。宙吊りになった男性は、降下することも、機内に戻ることもできなくなる。
下にあるのは、オーストラリア運輸安全局がYouTubeで公開した映像。0:30あたりからが問題の場面だ。
自力でラインを切断して降下
予備パラシュートが絡まったせいで、この時、飛行機のスタビライザーが機能しなくなったとのこと。パイロットは「急激な機首上げ(ピッチアップ)」と失速を感じ、スロットルを開いて加速したと運輸局に報告している。一時は墜落の危険を感じ、航空管制官に遭難信号を送ってから自身もパラシュートを装着したそう。
宙吊りになった男性は、携行していた特殊なナイフ(フックナイフ)で予備パラシュートのラインを切断し、後にメインのパラシュートを開いて降下した。その後、飛行機も無事に着陸したと報じられている。
この飛行機に乗っていたのは、スカイダイビングのクラブ「Far North Freefall」のメンバー17名。イベントのアトラクションとして、集団で様々な形を作る「フォーメーション」を披露する予定だった。(了)
出典元:New York Post:Heart-stopping moment skydiver’s parachute gets hooked on plane’s tail — leaving him twisting 15,000 feet in the air(12/11)
出典元:ABC News:Investigators release video of skydiver cutting parachute free after becoming caught on plane wing(12/11)


























