14万3千枚のカードを立てて建物のレプリカを作り、ギネス世界記録に
インドの学生Arnav Dagaさん(15才)がトランプのカード約14万3000枚を使い、糊やテープで貼りつけることなしに、巨大な複合ビルを作り上げた。
コルカタ市の複合施設
Arnavさんが作ったのは、インド·西ベンガル州の州都コルカタ市にある4つの有名な建築物ーーライターズ·ビルディング、ショヒドミナール(Shaheed Minar/殉教者の記念碑)、ソルトレイク·スタジアム、 聖パウロ大聖堂のレプリカだ。
全体の大きさは、長さ12.21 m、幅5.08m、高さ3.47m。作り上げるのに41日間かかった。
最も苦労したのは、これだけの大きさのものを組み上げる場所選びだったそう。30カ所近くを下見し、床が完全に平らで、天井が高く、空気の流れがない場所を見つけたという。
カードの並べ方や重ね方はあらかじめ決めてあった。しかし、途中で聖パウロ大聖堂の一部が崩れたり、ショヒドミナールが丸ごと崩れるなどしたため、計画を修正しなければならなかった。Arnavさんはその時のことを振り返ってこう話す。
「多くの時間と日数をかけて作ったものが一瞬でなくなり、またやり直さなければならなかったので、とてもフラストレーションが溜まりました。けれど、そこで引き返すわけには行きませんでした」
これだけ大きなものを作るのは初めてだったという。
8才からカードの家づくり
Arnavさんは、8才の頃から、自分の部屋でカードの建築物を作っていた。最初のうちは遊びだったが、新型コロナのロックダウンが実施され、自由時間がたっぷり出来たので、本格的に取り組むようになったという。
「小さなものから作り始め、3年間練習を重ねて努力したので、上手く作れるようになりました。自分の技に自信が持てるようになったので、ギネス記録に挑戦しました」(了)
出典元:UPI:Teenager’s playing card structure breaks Guinness World Record(10/6)
出典元:Guinness World Records:Teen stacks 143,000 playing cards to create world’s largest card structure(10/6)